エアバス、カタログ価格を平均2%値上げ A380は約494億円

エアバスは2018年1月15日(月)、同社が製造する航空機ラインナップの価格を改定、平均2%を値上げします。エアバスは、価格改定について燃費の良い航空機の価値を高め、そのパフォーマンス、運航効率性、乗客の搭乗体験の総合力の向上に引き続き努力するとコメントしています。

エアバスは毎年、1月1日付で価格改定を行っており、1年間の航空機製造に使用する材料、各種コモディティの価格をエアバスの算定式に当てはめ、算出しています。

各機種別の値上げ率ではA320neoが2.03%、A320が2.02%と最も高く、A321neoが1.97％となりました。また、エミレーツ航空の動向次第で打ち切り判断もありうる世界最大の旅客機A380は、1.99%の上昇で4億4,560万ドル、1月16日現在の為替レートで約494億円です。為替レートを勘案した価格は、エアバスの価格改定の発表時点で2015年は約511億円、2016年は約510億円、2017年は約497億円で、為替の影響で日本円では有利な状況となっています。