エアバスとエミレーツ航空、A380の追加契約を発表 最大36機分

エアバスとエミレーツ航空、A380の追加契約を発表 最大36機分

ニュース画像 1枚目:エミレーツ航空のA380が揃うドバイ国際空港
© Emirates
エミレーツ航空のA380が揃うドバイ国際空港

エアバスとエミレーツ航空は2018年1月18日(木)、A380の追加契約を発表しました。契約は確定20機、オプション16機、最大で計36機分で、カタログ価格で160億米ドル相当です。エミレーツのA380は現在、GEとロールス・ロイスの両メーカーのエンジンを搭載しており、この選定は別途、締結します。エミレーツ航空は2016年12月、90機目のA380として受領した機体記号(レジ)「A6-EUM」から、ロールスロイスのトレント900エンジン搭載機の導入を進めています。

エミレーツは現在、A380では世界最大の顧客となっており、すでに保有機数は101機で、これまでの発注機数は178機となります。今回の発注分は、2020年以降に納入されることとなります。エミレーツは発注にあたり、今回の機材は一部を更新用として充てることを明らかにしています。

A380を巡っては、2020年以降の製造中止も取りざたされましたが、今回の契約が2017年11月に開催されたドバイ・エアショーで発表されると見込まれていましたが、787-10の発表のみにとどまり、A380製造ラインの維持に懸念が示されていました。今回の契約にあたり、エミレーツは顧客からのA380への支持、さらに製造ラインの維持・安定につながるともコメントしています。

なお、エミレーツ航空のA380は、1機目が「A6-EDA」で2008年7月、2機目が「A6-EDB」で2008年10月、3機目が「A6-EDC」で2008年11月に納入されており、今回の契約分が納入される2020年には12年目となります。

メニューを開く