航空機内装品の製造や機内装備品の生産などを手がけるジャムコ(JAMCO)は2018年1月5日(金)、エアバスにA350の客室後方に搭載するICE(Increased Cabin Efficiency)リヤギャレーを初出荷したと発表しました。
ICEリヤギャレーは、ギャレーとラバトリーを一体化させた製品で、客室空間を有効活用できるようになるため、機内はエコノミークラスで6席多く搭載できます。この製品は、機体後部にトロリー16基、トイレ2室まで装備できるギャレー構成となっています。
ジャムコは、エアバス向けに全機種で炭素繊維強化プラスティック(CFRP)による構造部材やA380向けの電子機器収納ラックを供給していますが、内装品関連で今回が初めての直接供給となり、同社はエアバスの「ティア1」メーカーとなっています。
エアバスとジャムコは2015年6月、A350 XWBファミリー向けの新しい機体後部ギャレー、トイレモジュールの開発、製造供給と製品サポートで契約し、今回納入されたICEリヤギャレーはエアバスのサプライヤー・ファーニッシュド・イクイップメント(SFE)オファリングとして提供されます。詳しくは、ジャムコのウェブサイトを参照ください。