IAG、ニキ航空の買収が不調 創業者のニキ・ラウダ氏が買収へ

IAG、ニキ航空の買収が不調 創業者のニキ・ラウダ氏が買収へ

ブリティッシュ・エアウェイズやイベリア航空を傘下に納めるインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)は、2018年1月23日(火)付で、ニキ航空の買収が不調に終わったと公表しました。IAGは2017年12月29日(金)付で、エア・ベルリンの破産手続きが行われているドイツでの手続きとして、オーストリアに拠点を置き、エア・ベルリン・グループの一環としてニキ航空の買収に名乗りをあげていました。

ニキ航空の売却手続きを巡っては、ドイツで開始されたもののオーストリアに移り、改めて手続きが開始されていました。IAGは1月19日(金)付で、オーストリアでの手続きに参加したものの、これが不調に終わったものです。IAGはニキ航空をグループ傘下に納め、ブエリングと一体的に成長を目指しましたが、この結果に失望するとコメントしています。

ニキ航空のオーストリアでの売却手続きには、創業者のニキ・ラウダ氏がトーマスクック・グループ、コンドルと組んだほか、ライアンエアも買収を提案しました。この中から、ニキ・ラウダ氏の提案が採択され、およそ1,000名のスタッフの雇用を維持する方針を示しており、早ければ2018年3月にも運航再開を目指しています。なお、ニキ航空は2017年12月14日(木)付で、運航を停止しています。

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