エアセイシェル、競争激化で4月からパリ、アンタナナリボ線を運休へ

エアセイシェル、競争激化で4月からパリ、アンタナナリボ線を運休へ

エアセイシェルは2018年4月24日(火)から、ヴィクトリア発着のパリ、アンタナナリボ線を運休すると発表しました。

航空業界の競争は激しく、セイシェルに大手航空会社がセイシェルへ就航するにつれ、2018年はさらなる競争激化が進むとし、長期的収益性を確保するための事業改革としての決断です。エアセイシェルは今後は国内線、リージョナル路線に力を入れていくとしています。

既にセイシェル諸島に就航している、ターキッシュ・エアラインズ、カタール航空、エミレーツ航空、エティハド航空、ケニア航空、エチオピア航空、オーストリア航空、スリランカ航空、コンドルに加え、2018年3月からはブリティッシュ・エアウェイズがロンドン/ヴィクトリア線の開設を発表しています。

また、2018年6月にはエールフランス航空がパリから、9月にはエーデルワイス航空がチューリッヒ発着でセイシェルに接続します。これらの新規路線開設によりヨーロッパからのセイシェル路線は座席提供過多となり、エアセイシェルが週3便で運航するパリ線では航空運賃の下落圧力や搭乗率へのマイナス影響が予想されます。

このため、4月24日(火)からパリ線を停止し、2機のA330のリース契約を終了するとともに、路線ネットワークの効率化とパリ線への依存を考慮し、アンタナナリボ線も運休します。

また、戦略的改革の一環として、2019年にリージョナル機材の2機のA320を、座席提供数増加で更なる快適さを提供し、運航コストも削減できる次世代機に入れ替えるとしています。なお、詳しくは、エアセイシェルのウェブサイトを参照ください。

期日: 2018/04/23まで
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