スターアライアンス、加盟航空会社間のデジタルサービスを共有化へ

スターアライアンス、加盟航空会社間のデジタルサービスを共有化へ

ニュース画像 1枚目:スターアライアンス イメージ
© Lufthansa
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スターアライアンスは2018年2月9日(金)、加盟航空会社28社の旅客に提供されるデジタル、およびモバイルサービスの総合的な強化を目指す第1弾として、デジタルサービスプラットフォーム(DSP)を立ち上げました。このプラットフォームは、アクセンチュアと協力して開発されたシステムで、旅をさらに改善する同アライアンスの戦略の一環として導入されています。

DSPは、アライアンス加盟航空各社、または外部ソースから提供されたデータを収集し、すべての加盟航空会社が利用でき、顧客対応向けのデジタルアプリケーションに組み込むことができます。長期的な目的として、旅客が加盟航空会社のウェブサイト、またはモバイルアプリケーションを使い、複数のスターアライアンス加盟航空会社の旅行に必要なすべての情報を入手できるようにします。

スターアライアンスでは、多くのフリークエント・フライヤーはそれぞれ個々に利用頻度の高い「ホーム・エアライン」があり、単一のアプリやウェブサイトを通じた旅程全体の管理をしたいと考えているといい、個々の加盟航空会社が使用できるよう共有できる機能を作り出すとコメントしています。

すでにこの機能の一部はユナイテッド航空、ルフトハンザドイツ航空が使用を開始しています。ユナイテッド航空は、2月2日(金)から座席選択機能を加え、ユナイテッド航空のホームページ、またはアプリを経由し、予約済みのシンガポール航空の座席を選択ができます。

ルフトハンザは、DSPを利用して他のスターアライアンス航空会社への乗継便を含む手荷物追跡情報を顧客に提供しています。このデータは、2016年末に開始したスターアライアンス手荷物ハブから提供されています。これにより、旅客の旅程に含まれるすべての加盟航空会社を利用した場合、広範囲な情報源から関連する手荷物情報を収集し表示、顧客に情報を提供します。

スターアライアンスでは、現在の旅行者がモバイル環境により、常につながる状態となっており、アライアンス戦略でこうした情報提供が重要な活動になるとしています。このため、特典航空券の交換や搭乗後のマイル積算を含めたあらゆるサービスの拡張を進めていきます。

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