第1航空群のP-3C、北朝鮮関連船舶の違法な洋上での物資の積替えを確認

第1航空群のP-3C、北朝鮮関連船舶の違法な洋上での物資の積替えを確認

ニュース画像 1枚目:P-3Cが確認した瀬取りが疑われる事案
© 防衛省
P-3Cが確認した瀬取りが疑われる事案

海上自衛隊第1航空群所属のP-3Cが2018年2月13日(火)未明、北朝鮮船籍タンカー「Rye Song Gang 1号」とベリーズ船籍タンカー「Wan Heng 11号」が、東シナ海の公海上で横付けしていることを確認、速やかに関係省庁と情報を共有しました。

この2隻は、夜間に接舷、照明を点灯していたことから何らかの作業が行われていた可能性があり、日本政府は総合的に判断した結果、国連安保理決議で禁止されている積替え、いわゆる「瀬取り」を実施していたことが強く疑われると公表しています。

外務省は同日、洋上で物資の積替え疑いのある事案として、国連安保理北朝鮮制裁委員会に通報、関係国と情報共有し、ベリーズ船籍タンカー「Wan Heng 11号」の関係国に関心表明を行っています。

北朝鮮船籍タンカー「Rye Song Gang 1号」は、2017年11月にアメリカ財務省から「瀬取り」に関与したことが公表されており、禁制品の輸送に関与したとして入港禁止の対象に指定された船舶です。日本政府は、船名を「Song Hae号」に偽装していることを確認し、今回は制裁逃れを図っていることが強く疑われるとしています。

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