タイ国際航空、運輸安全委員会の調査に全面協力 対地接近警報の作動で

タイ国際航空、運輸安全委員会の調査に全面協力 対地接近警報の作動で

ニュース画像 1枚目:タイ国際航空の747-400
© FlyTeam News
タイ国際航空の747-400

運輸安全委員会は2018年4月17日(火)、タイ国際航空が4月11日(水)に運航したバンコク発羽田着TG660便について、重大インシデントとして調査を開始しました。機体記号(レジ)「HS-TGX」の747-400で運航しており、当時の乗員、乗客は384名でした。この事案は、羽田空港のC滑走路への進入中、対地接近警報装置の警報が作動したものです。

当時、このTG660便は警報の作動を受けて上昇し、着陸復行を行い、4月12日(木)0時04分にB滑走路へ着陸しました。警報の作動は羽田空港の北東約8キロメートル、高度およそ170メートルでした。

タイ国際航空は、この警報の作動について、設定されていた飛行経路上より航空機が低い高度を飛んでいました。また、同社の発表によるとパイロットは最終着陸アプローチ時に、滑走路を明確に把握しておらず、安全基準に基づきながら、標準的な操作手順に従ったと当時の状況を説明しています。

なお、タイ国際航空は運輸安全委員会の調査に対し、最大限の協力を行う方針を示しています。

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