KC-46Aプログラム、FAAのSTC認可取得に向けた飛行試験を完了

KC-46Aプログラム、FAAのSTC認可取得に向けた飛行試験を完了

ニュース画像 1枚目:KC-46プログラム
© Boeing
KC-46プログラム

ボーイングは2018年4月26日(木)、KC-46空中給油機プログラムで、必要とする追加型式証明(STC)の認可を取得し、飛行試験をすべて完了したと発表しました。KC-46とC-17グローブマスターIIIとの空中給油/通信を確認する試験飛行を終えたものです。

STCは767-2Cをベースに軍用向けに空中給油装置を搭載した機体で、アメリカ連邦航空局(FAA)から2種類の耐空証明を取得するうちの1つです。ボーイングは、STC取得に先立ち、FAAへ試験結果のデータと報告書を提出します。

STCのテストの一環でボーイングとアメリカ空軍の合同チームは、KC-46Aに備えるブーム方式とドローグ方式の給油に対応するため、2種類のシステムを検証し、対応機種はKC-135、KC-10、他のKC-46から燃料の取り込み、夜間と日中の照明試験、航空機の防御システムやアビオニクスを実証しました。

ボーイングは4月初旬に、14万6,000ポンドの燃料を別のKC-46に給油する空中給油でSTCを取得しています。今回のSTCにより、アメリカ空軍への納入に向けたプログラムが納入に向けてさらに前進します。ボーイングはアメリカ空軍向けのKC-46Aの179機のうち、34機を契約済みです。

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