海上自衛隊は2018年5月21日(月)から10月30日(火)まで、遠洋練習航海を実施します。参加艦艇は護衛艦「まきなみ(DD-112)」、練習艦「かしま(TV-3508)」の2隻です。この航海は163日をかけてインドネシア、アラブ、バーレーン、サウジアラビア、スペイン、スウェーデン、フィンランド、イギリス、メキシコ、アメリカの10カ国12都市、総航程は58,000キロメートルを巡ります。
航海は、初級幹部に対し、外洋航海を通じて学校などで修得した知識と技能を実地習得させ、慣海性をかん養し、幹部自衛官として必要な資質を育成する狙いです。あわせて、諸外国への訪問を通じて、派遣員の国際感覚のかん養を育み、友好親善の増進に寄与することも目的です。参加人員は、第68期一般幹部候補生課程の修了者約190名を含む約580名で、タイ王国海軍少尉1名を含みます。
なお、練習艦「かしま」にはヘリコプター甲板が設置されていますが、搭載機はありません。「まきなみ」にはSH-60J/K哨戒ヘリコプターが搭載されています。詳しくは、海上自衛隊のウェブサイトを参照ください。