空自CH-47Jカーゴドア落下事故、ロック内部が損傷 再発防止も実施

空自CH-47Jカーゴドア落下事故、ロック内部が損傷 再発防止も実施

ニュース画像 1枚目:CH-47J イメージ
© 航空自衛隊
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航空自衛隊は2018年6月6日(水)、那覇基地所属のCH-47Jのカーゴドア落下について、事故調査結果の概要を発表しました。

この事案は3月6日(火)の18時48分頃、沖永良部島分屯基地で練成訓練中のCH-47J、「57-4493」が分屯基地ヘリポートへの着陸前、上空偵察中にカーゴドアが落下したものです。これによる被害の報告はなく、カーゴドアも回収されています。

落下の原因は、2月に行った定期検査で、カーゴドアの取り外しを整備員が実施した際、カーゴドアのロック機構の内部構成品が損傷し、ロック状態にならないまま、飛行中の振動でカーゴドアが落下したと結論づけています。

これを受け、航空自衛隊は再発防止策として、カーゴドア取り外しのロック機構の損傷防止について手順を設定し、カーゴドアのロック状態を外から確認できる表示の追加、ロック機構が損傷してもカーゴドアが落下しない機構の追加、カーゴドアのロック機構の特性や再発防止に係る教育を実施しています。

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