都心上空ルート、千葉県上空は高高度 海ほたる輝度向上で富津ルート向上

都心上空ルート、千葉県上空は高高度 海ほたる輝度向上で富津ルート向上

千葉県は2018年6月6日(水)、「羽田再拡張事業に関する県・市町村連絡協議会」の定例会を開催、その開催結果の概要を掲載しています。

この会議は千葉県が羽田空港の航空機騒音に関する苦情発生状況を報告し、羽田再拡張事業を実施する際、連絡協議会と国土交通省の間で締結した「確認書」に記載された各種の騒音軽減策などについて、現在の進捗状況を確認しました。

国交省からは、千葉県内での航空機騒音の測定結果の現況について説明し、「機能強化策及び環境影響等に配慮した方策」の実現に向けた検討状況と、機能強化後の航空機運用の検討状況等について説明しています。

これによると機能強化後に運用される「南風時の新到着経路」、いわゆる都心上空ルートについて、千葉県内は原則6,000フィート以上の高高度を飛行し、松戸市から佐倉市では約7,000フィートから約10,000フィートで飛行します。また、富津沖海上ルートの運用比率向上に向け、海ほたる屋上の地標航空灯台「ランドマークビーコン」の明るさを10倍に引き上げ、輝度を向上させることで北風好天運用を羽田再拡張当初の想定運用比率25%をさらに高める見込みです。

千葉県は、この説明を受け、機能強化後の具体的な運用方法などの検討状況や県内への影響など、今後も適切に情報提供を行うこと、具体的な運用方法に関する検討は、千葉県側の意見やこれまでの住民への説明などを踏まえ適切に進めることなどを求めています。詳しくは、千葉県のウェブサイトを参照ください。

期日: 2018/06/06
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