アメリカのシカゴ・エマニュエル市長は2018年6月14日(木)、シカゴ中心部とオヘア国際空港を結ぶアクセスで新たに地下トンネルを走行する電気自動車を利用し、約12分で結ぶ計画を発表しました。スペースXやテスラなどでCEOを務めるイーロン・マスク氏が創業したボーリング・カンパニー(The Boring Company)が地下トンネルを作り、新たな輸送手段を提供します。
エマニュエル市長は、税金を投入することなく、多くの雇用を創出し、将来の世代に向けた都市機能の強化につながるとプロジェクトについて説明しています。シカゴ市は、ボーリングと契約交渉を開始し、この合意を経て市議会に計画が提出されます。
計画は、シカゴ中心部で官庁街にも近いノース・ステート・ストリート沿いのブロック37とオヘア国際空港を結ぶものです。シカゴ市は提案依頼書で、中心街とオヘア国際空港を現在の移動時間のおよそ半分となる20分以内で結ぶことを求めていました。ボーリングの提案は、時速100マイル、およそ160キロメートル超で走行する自動運転車両を利用します。
この車両は最大16名とその荷物を搭載し、30秒毎にオヘア国際空港とブロック37からそれぞれ出発します。ボーリングはこの輸送手段で、タクシーやライド・シェア・サービスよりも安くなるような運賃を設定する計画です。