海保、海賊対策で巡視船「つがる」をフィリピンとインドネシアに派遣

海保、海賊対策で巡視船「つがる」をフィリピンとインドネシアに派遣

ニュース画像 1枚目:「つがる」による海賊対処訓練、ヘリはマレーシア
© 海上保安庁
「つがる」による海賊対処訓練、ヘリはマレーシア

海上保安庁は、2018年6月26日(火)から7月25日(水)まで、函館海上保安部所属の巡視船「つがる(PLH-02)」を、海賊対策のため、フィリピンとインドネシアに派遣すると発表しました。「つがる」には、シコルスキーS-76Dの「JA919A」、愛称「はいたか」が1機搭載されています。

海上保安庁では、2000年から東南アジア海域に巡視船や航空機を派遣しており、法の支配の基づく、自由で自由で開かれた安全なインド太平洋海域の実現をめざし、各国との更なる連携、協力関係を推進しています。

今回の派遣で「つがる」は6月26日(火)に函館を出港、フィリピンに寄港しないものの、7月4日(水)にフィリピン沿岸警備隊(PCG)と沖合での連携訓練を実施します。訓練は、スールー海やセレベス海で船員の誘拐を目的とした、海賊等事案が発生していることを踏まえ、セレベス海公海上で実施されます。PCGからは日本が供与した40メートル級の巡視船2隻が参加する予定です。

7月9日(月)にインドネシアのジャカルタへ入港し、7月11日(水)にジャカルタ港沖でインドネシア海上保安機構などと連携訓練を実施します。また、7月12日(木)には、海上保安庁モバイルコーポレーションチーム(MCT)による初の研修と、海上保安協会による研修が実施されます。

なお、このインドネシア寄港は、日尼国交樹立60周年記念行事の一環で、 インドネシア関係当局や在尼邦人を対象とした船内見学会も実施予定となっています。「つがる」のジャカルタ出港は7月13日(金)で、7月25日(水)に函館に帰港する予定です。詳しくは、海上保安庁のウェブサイトを参照ください。

期日: 2018/06/26 〜 2018/07/25
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