自衛隊の7月豪雨対応、派遣艦艇25隻に拡大 エアコンや食糧の空輸も

自衛隊の7月豪雨対応、派遣艦艇25隻に拡大 エアコンや食糧の空輸も

ニュース画像 1枚目:小牧基地で生活支援の物資を搭載するC-130H
© 航空自衛隊
小牧基地で生活支援の物資を搭載するC-130H

防衛省は2018年7月12日(木)、台風7号とその前線などによる「平成30年7月豪雨」での災害派遣活動について対応状況を更新しました。活動規模は人員がおよそ31,500名、艦艇は25隻に拡大しており、航空機は38機、リエゾン(LO)は最大74カ所に約300名を派遣しています。

7月10日(火)から輸送艦「しもきた」が道路寸断により燃料が枯渇している呉地区へ、ガソリン・軽油をおよそ124キロリットル分を搭載するタンクローリー7台の物資輸送を実施しています。中部方面ヘリコプター隊は、パンを約24,000食分の物資、春日ヘリコプター空輸隊がスポットクーラー20台を福岡市から西予市へCH-47Jで空輸しています。

7月11日(水)には、輸送艦「おおすみ」が横須賀から呉に食糧、飲料水、入浴支援セット、浄化装置付トラック2台分の物資を搭載し、7月13日(金)朝に呉へ到着する予定です。さらに、春日ヘリコプター空輸隊のCH-47Jは福岡と松山から広島、呉にエアコンを20個ずつ空輸したほか、中部方面航空隊のCH-47Jは広島から呉にパン30,701食を空輸しています。

7月12日(木)には、東日本大震災や2016年の熊本地震などで活動した救難教育隊、第1輸送航空隊が所在する小牧基地から、C-130Hが生活支援の物資などを広島空港へ輸送しています。このほか、各地で道路啓開、給水支援、給食支援、入浴支援などにあたっています。

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