ボーイング、民間航空機市場予測 今後20年の新造機は42,730機

ボーイング、民間航空機市場予測 今後20年の新造機は42,730機

ボーイングは2018年7月17日(火)、ファンボロー航空ショー開催にあわせ「2018年民間航空機市場予測」を発表しました。これによると、今後20年間の新造機需要は機数ベースで前年予測より4.1%増となる42,730機、金額ベースでは6兆3,000億ドルになると予測しています。

中国やインドなど新興市場のみならずヨーロッパや北米の成熟した市場においても堅調な旅客数の増加がみられ、古い機体から新しい機体への代替需要が見込まれるとしています。現在、900機以上の航空機が25年以上前に製造され、2020年代中ごろには毎年500機以上の航空機が25年目を迎える試算となっているため、今後20年間の新造機需要のうち、代替需要だけで44%を占めると予測しています。

また、新造機のサイズ別需要予測では、単通路機市場が最も力強い伸びを示し、LCCへの需要と中国や東南アジア市場での代替需要を反映しています。新造機需要の内訳は、90席から230席の単通路機が31,360機、200席から400席以上のワイドボディ機が8,070機、90席以下のリージョナル機は2,320機、ワイドボディ貨物機は980機と見込まれています。詳しくは、ボーイングのウェブサイトを参照ください。

メニューを開く