MRJ、レドーム修復で3日目は展示飛行を披露 ファンボロー・エアショー

MRJ、レドーム修復で3日目は展示飛行を披露 ファンボロー・エアショー

三菱航空機は2018年7月18日(水)、ファンボロー・エアショーで2度目の展示飛行を実施したと公表しました。エアショー初日の月曜日は、短距離の急上昇の離陸ののち、一連の急旋回などを披露し、着陸しました。初日は観客にアピールしたものの、着陸後に駐機場所に移動した際、牽引車がMRJにぶつかったことでレドームが一部損傷し、ショー2日目の展示飛行を中止していました。

三菱航空機は、2日目に予定されていた展示飛行の中止は「予防的な措置であった」と説明しています。損傷の後、ファンボローでの展示飛行を担当する現場チーム、試験飛行の拠点を置くモーゼスレイク、名古屋小牧の本社の3地点で調整し、現場チームでの修復方法を模索し、3日目の展示飛行の実現となりました。

ファンボローでの試験飛行機3号機に取り付けられているレドームの修理がモーゼスレイク、または名古屋で可能であるかも検討され、さらにモーゼスレイクからファンボローへ試験飛行機2号機のレドームも輸送され、万全の体制が取られ、問題は36時間以内に解決されました。

三菱航空機ではこの迅速な対応について、商用飛行に向け、パートナー、顧客たちに対して同社のプログラムを進める高い成熟度をファンボロー・エアショー3日目の飛行で披露できたとコメントしています。

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