7月豪雨の自衛隊対応、3万人超で活動 航空機も輸送や捜索で活用

7月豪雨の自衛隊対応、3万人超で活動 航空機も輸送や捜索で活用

防衛省は2018年7月20日(金)、「平成30年7月豪雨」に対する自衛隊の活動報告を行いました。活動規模は約31,250名、船舶28隻、航空機38機、LOは最大74カ所に約300名を派遣しています。このうち、岡山県倉敷市真備町でのガレキの撤去では、現在、隊員約1,500名、重機やダンプカー約150台で対応し、7月19日(木)までに約3,000台、約15,000トンのガレキが撤去されました。

被災者への支援の一環として、防衛省がPFI方式で契約している民間船舶「はくおう」を活用し、入浴サービスや洗濯・乾燥機の利用や飲み物を提供するほか、陸自音楽隊による船内カフェテリアでの慰問演奏などを行っています。なお、7月19日(木)までにのべ3,112名が利用しています。

航空自衛隊も航空機を活用し、物資輸送を引き続き実施しています。このうち、7月19日(木)は第1輸送航空隊C-130Hや第3輸送航空隊C-2で、飲料水やスポーツドリンク約60,480本を入間基地から岡山空港に輸送し、これを第3後方支援連隊と中部方面輸送隊がコンベックス岡山まで輸送しています。また、7月18日(水)は第1輸送航空隊C-130輸送機が小牧基地から松山空港へカップラーメンをおよそ4,020個、缶詰2,000個を空輸し、西予市まで輸送しています。

行方不明者の捜索でも第111航空隊MCH-101、芦屋救難隊UH-60Jなどが活用されています。防衛省は、今後も行方不明者捜索に全力を挙げるとともに、生活支援にも対応していきたいとコメントしています。詳しくは、防衛省のウェブサイトを参照ください。

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