ロッキード・マーティン、C-5Mスーパーギャラクシー52機目を納入

ロッキード・マーティン、C-5Mスーパーギャラクシー52機目を納入

ニュース画像 1枚目:C-5Mギャラクシー
© Lockheed Martin
C-5Mギャラクシー

ロッキード・マーティンは2018年8月2日(木)、同社のマリエッタ工場から近代化計画(RERP)契約による52機目のC-5Mスーパーギャラクシーをアメリカ空軍に納入したと発表しました。RERPで耐用年数は少なくとも2040年代まで延長されます。RERP契約で、C-5Bの49機、C-5Cの2機、C-5Aの1機がC-5Mスーパーギャラクシーに改修されています。

この納入で契約分の52機の改修が完了し、最後の機体はウェストオーバー予備役空軍基地に配備されます。配備前にC-5Mはニューヨーク州ステュワート州空軍基地で、機内の塗装作業が行われます。ウェストオーバー基地では8機目のC-5Mになります。

C-5Mへの改修は、推力50,000ポンドのGE製F138ターボファンエンジンを搭載し、旧型のC-5A/B/Cに搭載するTF39ターボファンより推力が22%向上しており、アメリカ連邦航空局(FAA)基準のステージ4の騒音低減要件を満たしています。これにより、上昇率の向上、燃費の大幅な向上などが実現しています。

C-5Mの初飛行は2006年6月19日(月)、1機目の運用は2009年2月9日(月)にデラウェア州ドーバー空軍基地に配備されています。また、国際航空連盟(FAI)が認定する世界の航空記録で、最大ペイロード、ペイロード付き上昇時間や高度など89種類の記録を保有しています。

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