オーストラリア空軍は2018年7月27日(金)から8月17日(金)、ダーウィン空軍基地、ティンダル空軍基地などを拠点に演習「ピッチブラック18(PITCH BLACK 2018)」を実施しました。オーストラリアから4,000名以上、16カ国からの空軍機140機が参加しました。
この訓練では、アジア・太平洋地域のパートナーシップを強化し、各国間の相互運用性を向上させ、地域の安定促進を目指しています。2018年のハイライトは、オーストラリアに配備されたE/A-18GグラウラーとC-27Jスパルタンで、電子攻撃機、輸送機がはじめて参加しました。このうち、バッチェラー飛行場では、平和維持や人道援助の目的とした部隊輸送の前方拠点を展開する演習が実施されました。
演習にはアメリカ空軍、カナダ空軍に加え、インド空軍のC-130JハーキュリーズとSu-30フランカー、フランス空軍のラファールが初めて参加したほか、インドネシア空軍がF-16ファルコン、タイ空軍がグリペンを派遣しています。このうち、タイ空軍のグリペンは演習中に10,000飛行時間を記録しています。