輸送艦「おおすみ」とワスプESGが日米共同訓練を実施

輸送艦「おおすみ」とワスプESGが日米共同訓練を実施

ニュース画像 1枚目:先頭に「ワスプ」、写真左が「おおすみ」
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先頭に「ワスプ」、写真左が「おおすみ」

海上自衛隊とアメリカ海軍第7艦隊は、2018年8月26日(日)と8月27日(月)に日米共同訓練を実施したと公表しました。訓練は、海上自衛隊の輸送艦「おおすみ(LST-4001)」と、佐世保基地に展開する強襲揚陸艦「USS ワスプ(LHD-1)」を旗艦とするドック型揚陸艦「グリーン・ベイ (LPD-20)」と「アシュランド(LSD-48)」、ミサイル駆逐艦「シャウプ (DDG-86)」によるワスプ遠征打撃群(ESG)が参加しました。

アメリカ海軍は、輸送艦「おおすみ」との共同訓練の成功を実証し、この協力体制を継続するとコメントしています。ワスプESGは4月に輸送艦「しもきた(LST-4002)」とも訓練を実施しています。訓練は、日米の関係強化と水陸両用の能力向上を目的として、1つのチームとして機能することが狙いです。

ワスプは2017年8月から、「ボノム・リシャール(LHD-6)」の巡回パトロールの任務を引き継いで前方展開しており、岩国に配備されている第3海兵航空団の第121海兵戦闘攻撃飛行隊(VMFA-121)グリーンナイツのF-35BライトニングIIと共に、第7艦隊の担当海域をパトロールし、同盟国との相互運用性を強化し、あらゆる緊急事態に対する即応性を維持しています。

なお、ワスプは現在、MV-22Bオスプレイを搭載しているとみられます。おおすみは9月1日(土)の沖縄県総合防災訓練にあわせて実施される離島統合防災訓練に参加し、広域搬送拠点臨時医療施設(SCU)として各種ヘリコプターと輸送・離発着訓練を実施します。

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