ラウダモーション、2019年にエアバス機を倍増 新塗装に変更へ

ラウダモーション、2019年にエアバス機を倍増 新塗装に変更へ

ニュース画像 1枚目:ラウダモーションの新戦略発表で
© Ryanair
ラウダモーションの新戦略発表で

ヨーロッパの格安航空会社(LCC)ライアンエアは2018年8月29日(水)、オーストリアを拠点とするラウダモーションの株式75%の取得完了を受け、2019年夏スケジュールにラウダモーションの保有機の倍増や新たな塗装計画などを公表しました。ライアンエアは、ニキ・ラウダ氏から株式を購入したものです。

ラウダモーションは、現在の保有機9機のところ、9機の受領日を確定し、2019年夏スケジュールは18機に拡大します。また、ラウダモーションのオーストリアの伝統を反映した新たな機体塗装へと変更します。現在の塗装は「LAUDAMOTION」と表記していますが、新塗装は「LAUDA」とラウダを強調し、エンジンカウルにも「LAUDA」をあしらいます。

さらにウィーンに新たな拠点を開設し、雇用促進に務めるほか、パイロットの基本賃金保証と賃上げにも務める方針です。特に、機長の給与は、ウィズエアの56,000ユーロ、レベルの72,000ユーロ、ユーロウイングスの78,000ユーロとオーストリアに展開する他のLCCと比べても高額となる90,000ユーロの基本給とします。また、副操縦士の基本給46,000ユーロで、さらに機長は諸手当などを含め最大180,000ユーロ、副操縦士は最大70,000ユーロとします。

ラウダモーションは、ヨーロッパ最大のライアンエアの財務力を背景に、要員の確保や、生産量を拡大するエアバス機の確保にめどをつけ、2019年は少なくとも20%の成長が見込めると同時に、オーストリアとドイツの旅客にさらに低運賃の提供をめざしたいとコメントしています。

メニューを開く