P-3Cなど、8月末から9月初旬にロシア海軍艦艇を確認 最大28隻

P-3Cなど、8月末から9月初旬にロシア海軍艦艇を確認 最大28隻

ニュース画像 1枚目:初めて海上自衛隊が確認したステレグシチー級フリゲート「333」
© 海上自衛隊
初めて海上自衛隊が確認したステレグシチー級フリゲート「333」

統合幕僚監部は2018年8月29日(水)2時頃から8月30日(木)8時頃にかけて、ロシア海軍艦艇14隻による宗谷海峡の航行を確認したと発表しました。海上自衛隊第2航空群所属のP-3C、第15護衛隊所属「はまぎり(DD-155)」によって確認されています。

8月29日(水)2時頃から3時30分頃にかけて、礼文島の北西約110キロメートルの海域を東進するステレグシチー級フリゲート「333」の1隻、グリシャⅤ級小型フリゲート「323」と「354」の2隻、タランタルⅢ級ミサイル護衛哨戒艇「921」「924」「937」「978」「940」「995」の計6隻、バクラザン級救難えい船が1隻、イングル級救難えい船が1隻、オビ級病院船が1隻の計13隻が確認されています。ステレグシチー級フリゲートは今回、海上自衛隊が初めて確認した艦艇です。

また、8月29日(水)11時頃から8月30日(木)8時頃にかけて、礼文島の西約80キロメートルの海域を北東進するキロ級潜水艦が1隻が確認されています。いずれも、宗谷海峡を東航したことも確認されています。

さらに、9月1日(土)21時30分頃から9月2日(日)16時頃にかけて、護衛艦「ゆうだち(DD-103)」、ミサイル艇「わかたか(PG-825)」、第2航空群所属のP-3C」(八戸)が、宗谷岬の北東約210キロメートルの海域を西進するロシア海軍艦艇を確認しています。

この艦艇は、バルザム級情報収集艦「80」の1隻、イゴリ・ベロウソフ級潜水艦救難艦「323」の1隻、ソニア級沿岸掃海艇「553」「560」「593」の3隻、ロプチャーⅡ級戦車揚陸艦「077」の1隻、ウダロイⅠ級駆逐艦「548」「564」「572」の3隻、ソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦「715」の1隻、ステレグシチー級フリゲート「333」の1隻、グリシャⅤ級小型フリゲート「323」「354」「362」「390」の4隻、スラバ級ミサイル巡洋艦「011」の1隻、タランタルⅢ級ミサイル護衛哨戒艇7隻、バクラザン級救難えい船1隻、
アルタイ改級補給艦1隻、トプリボ級給油艦1隻、カシュタン級設標艦1隻、オビ級病院船1隻の28隻を確認しています。

これらの艦艇は宗谷海峡を西進し、日本海へ向けて航行したことが確認されています。

期日: 2018/08/29 〜 2018/08/30
メニューを開く