アメリカ空軍、予備役で初めてのF-35女性パイロットが誕生

アメリカ空軍、予備役で初めてのF-35女性パイロットが誕生

ニュース画像 1枚目:予備役初のF-35女性パイロット
© U.S. Air Force photo/Todd Cromar
予備役初のF-35女性パイロット

ヒル空軍基地は2018年9月6日(木)、アメリカ空軍予備役で初めてのF-35女性パイロットを紹介しています。このパイロットは第419戦闘航空団(419FW)のGina “Torch” Sabric大佐で、これまでに10機種を操縦、22年の経歴を重ねているベテランパイロットです。

Sabric大佐の母親は看護師、父親は警察官で、アメリカ空軍で従事した経歴を持つ叔父も数人いる家族で育ちました。また、警察官の父親もパイロットの免許を持っており、子供の頃にエアショーへ出かけたことをきっかけに、飛行機乗りの夢を目標としました。

彼女は父親と同じく、ペンシルベニア州で航空宇宙工学を学び、同時にプライベート・パイロットの免許を取得し、1995年に空軍に入隊しました。その後、F-15Eストライク・イーグルの武器システムを担当し、F-16ファイティング・ファルコンを目指したパイロット訓練をはじめ、同時にMQ-9リーパーのリモート操縦、T-38タロンでF-22ラプターの標的として模擬戦で訓練を重ねました。さらに、ドルニエ328をベースとしたC‐146Aウルフハウンドで特殊任務に従事しています。

Sabric大佐は、これまでの経歴で戦闘機以外にも多くの機種に触れる機会があり、「典型的なキャリアではないものの、より良いパイロットになった」とコメントしています。また、アメリカ空軍で初めての女性パイロットが登場したのは1993年で、現在でも戦闘機パイロットは少なく、F-35ではSabric大佐以外に現役隊員は3名しか従事していません。

メニューを開く