搭乗レビュー
ノーマークだった787への機種変更で快適!
- 航空会社
- エア・カナダ
- 便名
-
AC405
エコノミー
- 搭乗日
- 2014/08
- 路線
- モントリオール → ピアソン(トロント)
- 機体記号
- C-GHPU
- 機材
- Boeing 787-8 Dreamliner
- 口コミ投稿者
- HB-JMBさん
搭乗写真
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レジ部分。主翼の形状の関係でDrea... 続き
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モントリオール空港1番スポットより、... 続き
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機内エンタメの初期画面。787の写真... 続き
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安全のしおり、表紙
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安全のしおり、裏面
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安全のしおり 中面
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便器、ふたを閉めた状態。水を流すボタ... 続き
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トイレ個室が未施錠の状態。トイレに鍵... 続き
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787にしか搭載されていない787紹... 続き
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787の国際線仕様機であるが、サービ... 続き
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座席上にある個人モニタ用ディスプレイ... 続き
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トイレの使用状況を示すランプとシート... 続き
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非常口のピクトグラム表示。従来機では... 続き
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座席の背。DE席側
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座席の背 EG席側
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座席の背 E席部分を拡大したもの
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座席の腰を掛ける部分。E席のもの。薄... 続き
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787名物?の液晶式の窓のシェード。... 続き
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液晶式である窓のシェードの調整スイッ... 続き
総評
【機内食・ドリンク】
トロントからモントリオール行きとは異なり、プレッツェルではなく、クッキーとドリンクが配られる。飲食物に関してはさすがに787専用ではなく、他の便と同じものである。
【座席(シート)】
国際線仕様の3-3-3配置で2-4-2配置よりは標準より1列多いが、777の3-4-3とは異なりそれほど横方向は窮屈さを感じなかった。
【機内スタッフ】
まだ3機しか導入されていないため、今後787の客室乗務員の教官になるようなレベルの人が多く乗務していたせいか、他のエアカナダ便より気配りの効く人が多かった印象である(ただし、アジア系や日系に及ぶかはサービスの考え方の違いもあるので微妙ではあるが、少なくとも快適には過ごせたので及第点であろう)。
【エンターティメント】
当機は本来は国際線仕様の機体であるものを国内線で運用しているためか、セーフティビデオが画面で流せず(もともと国内線仕様のセーフティビデオがなく、国際線仕様機を国内線投入する際はデモでという決まりになっているのか、それともB787が導入初期のためビデオ故障時の実演の練習を実運航便でさせるためにあえてビデオによる説明を実施しなかったのかは不明)、乗務員の実演になった以外は国際線と同じコンテンツを利用できる。そうはいってもコンテンツの数は他のエアカナダのフリート同様少な目ではあるが・・・。
地図も他のエアカナダのフリート同様に使うことができる。
ただし、B777-300ER、A320と同じように、機外カメラは設置されていない。
787独自のコンテンツとして787の紹介、今までのヒストリーを紹介したオリジナルのミニムービーがある。787の特徴であるヘッドアップディスプレイが映っているコックピット内部の映像も少し入っている。思わず音声も聴きたいほどで、何回も繰り返して見てしまった(笑)。
【トイレ・洗面台】
ドアを開けると青色LEDで、トイレに鍵をかけると白系統の照明が点灯して明るくなる。導入されて間もない機体でかつ短距離路線ということもありトイレはきれいであった。ただし日系キャリアのように温水洗浄便座(いわゆる「ウオ・・・ト」。ある会社の商標に触れそうなのであえてこの表現にしておく)は装備されていないが(笑。エコノミーの範囲では。おそらくはビジネス以上でも日系キャリアしか温水洗浄便座、もとい「ウ・・・ト」は装備していないと言われてはいるが・・・)
【機材コンディション】
新型機にありがちな初期トラブルもなく、その他気がかりなトラブルもなく。この状態であれば、トロントからの便を787が投入されている羽田行きに変更すればよかったと思う次第で(笑)
【空港サービス】
モントリオールでも往路トロント同様自動チェックイン機で搭乗券をとバゲージタグを受け取り、預ける荷物をBaggage Dropへ持っていく方式である。この便の後成田行きAC1便の乗継があったが、操作方法は基本的に同じである。異なるのは、途中でパスポートのスキャンをさせることぐらいである(カナダでは出国審査がないので、ここでパスポート読み取りがうまくいかないと出国したことにならないので要注意)
ただし、以下の点は要注意
1.搭乗券は非常に薄っぺらい感熱紙なので、支払いのレシートと間違えやすいほどである。そのため、紛失、接続便の搭乗券の取り忘れ(私の同行者も1名取り忘れたほど)、バーコード部分の裏にバゲージタグを貼らないなどの注意が必要
2.モントリオール空港の自動チェックイン機にはバゲージタグの印刷不良になるものが多いようである(前々日に別のグループのチェックインの手伝いをしたが、バゲージタグの印刷不良で半分しか印刷されていないというトラブルがあったが、係員の対応が異様にスムーズだったことから)。
万一バゲージタグや搭乗券の印刷不良が発生した場合は機械で再チェックインせず、係員に印刷不良だと申し出れば、Baggage Dropで再印刷してくれるので、そのままBaggaga Dropに並ぶとよい。
トロント空港では国内線から国際線への乗継のため、国内線到着から国際線出発に移動する係員のいる通路の扉が故障で開かず(国際線側からでないと開かなくなり。おそらくは係員が誤った暗証番号で複数回開扉を試みたが失敗したためロックされてしまったものと推測される)、15分ほど待たされるというトラブルがあった。カナダ国内線から国際線への乗継には保安検査はなかったが、トロント空港の施設管理および係員の教育水準は思ったほど高くはないので、乗継時間には余裕を取っておいた方がよさそうである。
787の場合、本来はボーディングブリッジをL1ドアとL2ドアに2つ接続できるが、国内線運用時のモントリオールおよびトロントでは翼前のL2ドアに1つだけしか接続しない。国際線仕様機を国内線で使う場合にはエアカナダではボーディングブリッジは1つしか使用しないようである。そのため、通路2本のワイドボディー機の割には搭乗に意外と時間がかかる。
【総合評価】
モントリオールのチェックイン機の不良、ならびにトロント空港での乗継トラブルと航空会社が原因でないところのトラブルがあったこと以外は機材も気になるようなこともなく、787の快適さを遺憾なく感じることができるよいフライトあった。惜しいことはたった1時間20分の飛行時間だったことぐらいか(笑)。ACも787はたいぶ慣熟していると見受けられたので、乗継便をAC1便成田行きB77-300ERではなく、787で運航されるAC5便羽田行きにしておけばよかった、この787で東京に帰りたかったと思ってしまった次第で・・・。
全電気飛行機と言われるだけあり、補助翼やランディングギアの動作も電動で静かであり、うっかり着陸時のギアダウン時刻をメモし損ねるほどであった。風切り音およびGEnXエンジンの音も非常に静かであった。
宿舎の空調のせいで当日まで風邪気味であったが、耳が詰まったりのどに不快感を覚えるような感じはなく、与圧高度も低く設定されているB787の空調の良さを思わぬ形で感じた次第である。
補足:
1.トロント~モントリオール線は、1日17往復あり(基本的には1時間に1便)1日1便A330の投入はあるものの(通常はモントリオール16:00発のAC835便とトロント18:00発のAC834便のみである)、基本的にはA320系列の投入であることから、機種データはA320系列のデータを集めておけば大丈夫と思っていたところ、ヘッドアップディスプレイつきの787が1番スポットにスポットインする光景はまさか想定できず、うれしい誤算(?)であった。となりの乗客からなぜ今日は大きな飛行機だったのだろうか?と聞かれるほどであったが・・・(確かに210席のエコノミーはほぼ満員だったので、乗客数に対応した機種変更が必要だったところに、787を短距離路線で慣熟させたいとエアカナダが考えていたためにエコノミーが228席のA330国際線仕様ではなく787への機種変更になったものと思われる)
2.C-GHPUについても、すでにトロント~羽田線への投入実績があるようです(8月18日補足)。ただし、搭乗日はモントリオールからトロントに飛び、同日のトロント発羽田行きには充当されていない模様。
3.バンクーバー~成田線へもこの冬スケジュールから787の投入が計画されていることから、今後バンクーバー発着路線でワイドボディ機を使う国内路線(特にトロント線あるいはモントリオール線)について、バンクーバー空港に慣熟させるため、今回の機種変更のように、787に直前で機種変更となる可能性はありそう(狙って乗るにはリスクはありそうですが)
トロントからモントリオール行きとは異なり、プレッツェルではなく、クッキーとドリンクが配られる。飲食物に関してはさすがに787専用ではなく、他の便と同じものである。
【座席(シート)】
国際線仕様の3-3-3配置で2-4-2配置よりは標準より1列多いが、777の3-4-3とは異なりそれほど横方向は窮屈さを感じなかった。
【機内スタッフ】
まだ3機しか導入されていないため、今後787の客室乗務員の教官になるようなレベルの人が多く乗務していたせいか、他のエアカナダ便より気配りの効く人が多かった印象である(ただし、アジア系や日系に及ぶかはサービスの考え方の違いもあるので微妙ではあるが、少なくとも快適には過ごせたので及第点であろう)。
【エンターティメント】
当機は本来は国際線仕様の機体であるものを国内線で運用しているためか、セーフティビデオが画面で流せず(もともと国内線仕様のセーフティビデオがなく、国際線仕様機を国内線投入する際はデモでという決まりになっているのか、それともB787が導入初期のためビデオ故障時の実演の練習を実運航便でさせるためにあえてビデオによる説明を実施しなかったのかは不明)、乗務員の実演になった以外は国際線と同じコンテンツを利用できる。そうはいってもコンテンツの数は他のエアカナダのフリート同様少な目ではあるが・・・。
地図も他のエアカナダのフリート同様に使うことができる。
ただし、B777-300ER、A320と同じように、機外カメラは設置されていない。
787独自のコンテンツとして787の紹介、今までのヒストリーを紹介したオリジナルのミニムービーがある。787の特徴であるヘッドアップディスプレイが映っているコックピット内部の映像も少し入っている。思わず音声も聴きたいほどで、何回も繰り返して見てしまった(笑)。
【トイレ・洗面台】
ドアを開けると青色LEDで、トイレに鍵をかけると白系統の照明が点灯して明るくなる。導入されて間もない機体でかつ短距離路線ということもありトイレはきれいであった。ただし日系キャリアのように温水洗浄便座(いわゆる「ウオ・・・ト」。ある会社の商標に触れそうなのであえてこの表現にしておく)は装備されていないが(笑。エコノミーの範囲では。おそらくはビジネス以上でも日系キャリアしか温水洗浄便座、もとい「ウ・・・ト」は装備していないと言われてはいるが・・・)
【機材コンディション】
新型機にありがちな初期トラブルもなく、その他気がかりなトラブルもなく。この状態であれば、トロントからの便を787が投入されている羽田行きに変更すればよかったと思う次第で(笑)
【空港サービス】
モントリオールでも往路トロント同様自動チェックイン機で搭乗券をとバゲージタグを受け取り、預ける荷物をBaggage Dropへ持っていく方式である。この便の後成田行きAC1便の乗継があったが、操作方法は基本的に同じである。異なるのは、途中でパスポートのスキャンをさせることぐらいである(カナダでは出国審査がないので、ここでパスポート読み取りがうまくいかないと出国したことにならないので要注意)
ただし、以下の点は要注意
1.搭乗券は非常に薄っぺらい感熱紙なので、支払いのレシートと間違えやすいほどである。そのため、紛失、接続便の搭乗券の取り忘れ(私の同行者も1名取り忘れたほど)、バーコード部分の裏にバゲージタグを貼らないなどの注意が必要
2.モントリオール空港の自動チェックイン機にはバゲージタグの印刷不良になるものが多いようである(前々日に別のグループのチェックインの手伝いをしたが、バゲージタグの印刷不良で半分しか印刷されていないというトラブルがあったが、係員の対応が異様にスムーズだったことから)。
万一バゲージタグや搭乗券の印刷不良が発生した場合は機械で再チェックインせず、係員に印刷不良だと申し出れば、Baggage Dropで再印刷してくれるので、そのままBaggaga Dropに並ぶとよい。
トロント空港では国内線から国際線への乗継のため、国内線到着から国際線出発に移動する係員のいる通路の扉が故障で開かず(国際線側からでないと開かなくなり。おそらくは係員が誤った暗証番号で複数回開扉を試みたが失敗したためロックされてしまったものと推測される)、15分ほど待たされるというトラブルがあった。カナダ国内線から国際線への乗継には保安検査はなかったが、トロント空港の施設管理および係員の教育水準は思ったほど高くはないので、乗継時間には余裕を取っておいた方がよさそうである。
787の場合、本来はボーディングブリッジをL1ドアとL2ドアに2つ接続できるが、国内線運用時のモントリオールおよびトロントでは翼前のL2ドアに1つだけしか接続しない。国際線仕様機を国内線で使う場合にはエアカナダではボーディングブリッジは1つしか使用しないようである。そのため、通路2本のワイドボディー機の割には搭乗に意外と時間がかかる。
【総合評価】
モントリオールのチェックイン機の不良、ならびにトロント空港での乗継トラブルと航空会社が原因でないところのトラブルがあったこと以外は機材も気になるようなこともなく、787の快適さを遺憾なく感じることができるよいフライトあった。惜しいことはたった1時間20分の飛行時間だったことぐらいか(笑)。ACも787はたいぶ慣熟していると見受けられたので、乗継便をAC1便成田行きB77-300ERではなく、787で運航されるAC5便羽田行きにしておけばよかった、この787で東京に帰りたかったと思ってしまった次第で・・・。
全電気飛行機と言われるだけあり、補助翼やランディングギアの動作も電動で静かであり、うっかり着陸時のギアダウン時刻をメモし損ねるほどであった。風切り音およびGEnXエンジンの音も非常に静かであった。
宿舎の空調のせいで当日まで風邪気味であったが、耳が詰まったりのどに不快感を覚えるような感じはなく、与圧高度も低く設定されているB787の空調の良さを思わぬ形で感じた次第である。
補足:
1.トロント~モントリオール線は、1日17往復あり(基本的には1時間に1便)1日1便A330の投入はあるものの(通常はモントリオール16:00発のAC835便とトロント18:00発のAC834便のみである)、基本的にはA320系列の投入であることから、機種データはA320系列のデータを集めておけば大丈夫と思っていたところ、ヘッドアップディスプレイつきの787が1番スポットにスポットインする光景はまさか想定できず、うれしい誤算(?)であった。となりの乗客からなぜ今日は大きな飛行機だったのだろうか?と聞かれるほどであったが・・・(確かに210席のエコノミーはほぼ満員だったので、乗客数に対応した機種変更が必要だったところに、787を短距離路線で慣熟させたいとエアカナダが考えていたためにエコノミーが228席のA330国際線仕様ではなく787への機種変更になったものと思われる)
2.C-GHPUについても、すでにトロント~羽田線への投入実績があるようです(8月18日補足)。ただし、搭乗日はモントリオールからトロントに飛び、同日のトロント発羽田行きには充当されていない模様。
3.バンクーバー~成田線へもこの冬スケジュールから787の投入が計画されていることから、今後バンクーバー発着路線でワイドボディ機を使う国内路線(特にトロント線あるいはモントリオール線)について、バンクーバー空港に慣熟させるため、今回の機種変更のように、787に直前で機種変更となる可能性はありそう(狙って乗るにはリスクはありそうですが)
フライトログ
搭乗の詳細データです。
- 座席番号
- 21D
- 搭乗クラス
- Y
- 出発予定時刻
- 0900LT
- 搭乗時刻
- 0824LT
- 出発時刻
- 0900LT
- 飛行速度
- FL315
- 到着予定時刻
- 1022LT
- 到着時刻
- 1019LT
- 出発ゲート・スポット
- Gate 1/Spot 1
- 離陸滑走路
- 24R
- 離陸時刻
- 0916LT
- 到着ゲート・スポット
- Gate D39/Spot 139
- 着陸滑走路
- 05
- 着陸時刻
- 1014LT
- メモ
- YUL、YYZともにUTC-4
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