成田発の国際線機材B773で行く、なにわプチトリップ。ファーストクラスシートよ、またいつか。 - ANA (全日空) 口コミ・評価

航空会社 ANA (全日空)

2024年05月13日に撮影されたANA (全日空)の航空機写真

© infidelさん

全日空(ANA)は、日本ヘリコプター輸送と極東航空が1958...
日本
IATA | ICAO
NH | ANA
アライアンス
スターアライアンス

搭乗レビュー
成田発の国際線機材B773で行く、なにわプチトリップ。ファーストクラスシートよ、またいつか。

航空会社
全日空 (運航会社:エティハド航空)
便名
NH2179
ビジネス
搭乗日
2019/02
路線
成田(東京) → 伊丹(大阪)
機体記号
JA783A
機材
Boeing 777-381/ER
総評:4
4ッ星
機内食・ドリンク
4ッ星
座席(シート)
4ッ星
機内スタッフサービス
4ッ星
エンターティメント
4ッ星
トイレ・洗面台
無評価
機材コンディション
4ッ星
地上サービス
4ッ星
口コミ投稿者
Harry Lennonさん
アクセス数
731
投稿日
2019/03/03

搭乗写真

  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    国内線H搭乗口はバス乗車ではなく、上... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    某選手の帰国に併せ集う報道陣。この到... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    おなじみアライバルラウンジ。いつもこ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    KIRIN党には嬉しい一番搾り。しば... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    チラ見。
  • 写真の種類:座席(シート)
    1Kが自席。8席あるファーストクラス... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    木目調のカラーが明るくて、何かのお堅... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    パカッ、の中にはリモコン。そして液晶... 続き
  • 写真の種類:機内エンターティメント・アメニティ
    歌舞伎は子役もいるし女方もいるし、こ... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    このソーヴィニヨンブランになってから... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    チョコクッキー、ふたつ下さいました!... 続き
  • 写真の種類:機内エンターティメント・アメニティ
    当たり前ながらお綺麗なモニタ。これま... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    南北ターミナルの中央に新設されたバゲ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    復路が14日だったので降機時にいただ... 続き

総評

2月中旬の乾いた寒風に背中を丸められた本日の旅人は、夕刻迫る成田第1ターミナルの門を叩き、もはや落ち着きすら感じる1階国内線出発エリアにやってきました。透き通るくらいよく晴れた1日の終わりのトワイライトは、成田郊外の山の端まで綺麗に空のグラデーションを演出してくれていて、この時間帯のフライトが心踊るのを手伝ってくれていたのでした。今回は関西での用事に合わせて、成田発の伊丹行き便を選択していました。

ANAもJALも羽田線とはある種趣の違うこの路線、ちょうど良さげな時間帯に飛んでるんですからもう、国際線接続の皆さんだけでは勿体無い!(何が)
今回もひょっこりお邪魔させていただきました。時期によりB737のみだったり機種変もあるANAさんも、この日はB777-300。言わずもがな、もちろん国際線機材運用。いつ乗るか?今でしょ。(古)

大型機となると搭乗時間の早さやバゲージ吐き出しの待ち時間が気になる時もありますが、今回はこの初日が移動のみなので慌てず、どっしりとトリプルセブンの懐に飛び込みます。そしてファーストクラス8席を併せ持つ機材で、予約時に空席がまだ4つほどあったので、プレミアムクラスを選んでみました。東京・大阪間の平均的なプレミアム価格である25,000円台、ご飯とサービスを考えても新幹線よりは割高に取られがちなこの選択、しかしどうして、空路で拝めるエキサイティングな風景や体感できる感動をもってしたら、寧ろこのくらいでトントンかもしれません。加えて、どの機材でも同じプレミアムクラス運賃なら、成田発トリプルセブン、いよいよ魅力的になってきます。まあ、、成田が家から近いのが大きいですが。笑

そんなこんなでチェックインを無事済ませて、ラウンジで黄金の液体をグラスに注いで浮かれ始めたのが17:20頃。出発が18:10ですから、まあまあ一息つける時間は約束されました。有り難く軽食をいただきます。この日は海外ツアー帰りであろう関西圏の方々がたくさん時間待ちをされており、随所で交わされる言葉がもう伊丹に到着したような気分にしてくれましたが笑、危ない危ない。フライトはこれからです。

さすがにB773の乗客数でバスゲートは大変だろうな?と思ってましたが、やはりボーディングブリッジ経由での搭乗となりました。案内されたゲートはH。通過後にそのまま上階への導線を進むと、ガラス張りの廊下から搭乗機が見えます。夜にライティングされて駐機している大型機はさすがにクールの一言。普段は海外へと翼を広げる飛行機が、今夜は自分に一味違う顔を見せてくれているようで、なんとも不思議な占有感。。本当、しょうもな。笑

CAさんも、数時間のフライトでファーストクラスシートに飛びついてくる奴はどんな輩じゃ、みたいに思ってるんでは、、とか卑屈気味に考える時点で乗る資格ないかもしれませんけど。笑 迎え入れてくれた皆さんの笑顔は相変わらず雲の上レベルで、思わず合掌です。
自席は1Kなので、長〜いB777キャビンの一番先頭。明らかに分不相応な身分と判りながらスクエアな個室に入ります。想像を絶するような広さとゆうわけでは決してないですが、視界的にも座り心地的にも安心感をもらえる個人空間です。明るい木目調の内外壁は、合板の家具やお役所みたいであまり趣味ではない事と、窓が着席時の視界から遠いことが単純に自分的なマイナスポイントでしたが、総じて贅沢な仕様ですよね。ありがたや。

さて搭乗が一通り落ち着いた雰囲気がキャビンにやってきましたが、プッシュバックされる気配なし。誰か乗り継ぎ出来てないのかなあ、と思っていると、出発許可がまだおりないとゆう旨のアナウンス。結局ゆっくりと動き出したのは10分押しの18:20でした。そういえば話題の歌舞伎調の安全説明ビデオになってから初のANA利用だったので、この個室の大画面で贅沢に初鑑賞させてもらいました。歌舞伎で座席争奪戦になる「とちり」ではなく最前列ですけど笑。
これ、降機時に再び上映されて、メイキング風景を流してくれるのがニクいです。香港映画好きな自分としてもツボ。笑

そんな間にも、当機はAラン北端まで20分かけての大移動を繰り広げておりました。シートベルトをお腹に食い込ませながら、怒られない範囲で身を乗り出し、囲いの向こうに見える窓に目をやって確認してましたが、やはり車窓好きな永遠の少年はエコノミーがちょうど良いのかも。。さあ、場違い少年(40間近)にも搭乗者全員と等しくGが与えられると、18:40、束の間の夢を乗せたB777は夜空へと舞い上がりました。

5分後にはベルトサインオフとなり、機長から5分ディレイでの到着となるお告げがありました。どのみちあっという間のフライトなわけですし、大阪市内のホテル到着後に急いで観たいドラマがあるわけでもないですし。ぜひ安全運転でお願いいたします。なこと言っておいて、急ぎの用で乗っている時は到着遅れのアナウンスの声色も違って聞こえるから不思議ですけど。人間つくづく業の深い身勝手な生き物であります。

この日のフライトは、綺麗に最小限に、海上を避けていくような航路でした。毎回こうだったかもしれないですが。
実際、九十九里海岸で海上をかすめた時と東京湾を跨ぐ時の二回、それなりの揺れがあったので、回避のためなのかなあと想像しながらマップを堪能していました。しかしこの大きさのパーソナルモニタで東阪間のフライト表示はなんだか贅沢。笑
 
三浦半島あたりで機内食を提供していただきました。ワインリストが変わってからも初のプレミアム、とゆうことで白ワイン推しな僕はニューワールドのソーヴィニヨン・ブランを。青さ控えめでドライで美味しい機内ワインでした。そして量増えました?とゆうくらい意外なボリュームのGOZENを、30代最後の直線スパートの底力でいただき切り、コーヒーとゆう名のゴールにたどり着いたのが確か静岡上空あたり。相変わらずチョコクッキーのホロホロ食感が癒しをくださいます、うまし。

結局エンタメにもリモコンにもリクライニングにも大して手をつけず、津上空あたりで着陸に備え始めます。前述の通り、この搭乗区間でいっちょまえに最上級シートをリクラインしたりできないんです。ギャレーからの目が気になり。爆笑 
するならちゃんと海外を舞台にしたいんですよね。。堂々とウィーーンと。。
じゃあいつやるか、、
来世でしょ。

とゆう感じで見慣れた伊丹に着陸しました。車輪数のせいなのか、はたまたギア間の長さのせいなのか、なんとも堂々と、安心感を伴って西の大地を体感させてくれたトリプルセブン。貴重な時間と空間を、こんなエコノミックトラベラーにも分けてくれてありがとう。幾度となく利用している航路でも、いろんな楽しみ方があるものです。結局着陸したのが19:35、ダイヤ上の到着が19:40だったので、スポットインはほぼほぼ定刻に近いフライトとなりました。お疲れ様でした。

皆さんご存知の通りリニューアルが進み同時運営している伊丹空港は、いたるところに臨時導線を使いながらも何やら素敵な空間に生まれ変わる予感満載となっていました。特に到着に関してはターミナル間中央部の新しいエリアに結びつくため、バゲージクレームや到着ロビーでフレッシュな雰囲気を存分に味わえます。以前の昭和感も好きですけど、それは帰り便でもう少しの間は堪能できるでしょう。
さすがに屋上階のオシャレなハワイアンカフェで時間待ちしている時は、伊丹にいることを忘れましたけど。。

今年は北京経由での旅程があるため、本当に国際線でB773に乗れそうです。ファーストじゃないですけど、もちろん笑。でもまたこの機材に当たったら運命ですね。。
では皆さんも良い旅を!

コメントする

コメントを書くにはログインが必要です。

ログイン・会員登録はこちら
メニューを開く