エミレーツでドバイ　A340-500　(2008/04) - エミレーツ航空 口コミ・評価

コメント

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  HB-JMBさん

  2013/07/13 00:58:17

  Y-Kenzo様
  HB-JMBでございます。
  　A340-500にお乗りになったとはうらやましい限りです（笑）。意外と就航先が少ない（中央ヨーロッパでは今はドバイ～ウィーンの1日1便ぐらいしかない）上、機種変更でA340-300になってしまうとエコノミーではグレードダウンになってしまうので心配でつい他の機種運航の便を選んでしまいがちで・・・
  　余談はさておき、
  　＞この飛行機　燃料満タンなため　ゆっくりと離陸してゆきます　＜
  　A340-500はエミレーツ仕様で航続距離は16050㎞なので、ですからいくら偏西風のよる向かい風の影響を受けても関西～ドバイは9000㎞に若干足りないぐらいの区間距離なはずですから、燃料は満タンでなくても飛べるような気がします。別の会社のA340-300（航続距離12000㎞級）で9500㎞程度の路線の場合、成田の夏に離陸した際はやはり1分超（70秒）ぐらいの滑走ののちリフトオフになりましたので・・・。
  　「燃料満タンなため」というよりは「A340はエンジン推力が非力がため」というのが現実的なようです。これは、離陸中にエンジン1基が停止したとき、残り3基で離陸を継続できる推力を出す能力があればよいという設計になっていることが1つの要因と言われています。つまり離陸に必要な最大時の推力を1とすると、A340ではエンジン3つで1出す能力があればよいので、エンジン4基で離陸に必要な最大推力の1+1/3倍（1.33倍程度）しか持っていないのです。これを双発機で計算するとエンジン2基で離陸時最大に必要となる推力の（最低）2倍の能力が必要になります（エンジンが１つ停止すると残り1基で離陸継続できる必要があるので）。そのためA340はそもそも非力（かつ経済性を上げるために上昇率や巡航速度も控えめに設計されている。ただし上昇率や巡航速度を設計段階から少し下げているのはA330あるはB767あたりもそのような設計がされているので、一概にA340だけに当てはまるわけではないですが）
  　長々と恐縮ですが・・・HB-JMB
  

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  Y-Kenzoさん

  2013/07/13 23:16:36

  HB-JMB様
  ５年以上前のうる覚えレビューで　今から考えると　もったいないと思っています
  詳細なコメントを頂きありがとうございます
  この時の緩やかな離陸や着陸は　パイロットの優しさかと思いました　そんな訳ないですよね
  成田でA340-300や600が比較的緩やかな離陸をしている理由が判りました
  
  しかし、HB-JMBさん　エミレーツに何回搭乗されたんですか？　スゴイですね
  また、コメントを頂けると　嬉しいです
  今後ともよろしくお願いします　　　Y-Kenzo
  
  
  PS きょう成田で HB-JMK に遭遇　撮影してきました　その美しさにため息をついていました

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  HB-JMBさん

  2013/07/15 22:28:27

  　Y-Kenzo様
  　A340は水回りの弱点以外は、圧迫感が少ない横8列のエコノミーと美しいシルエットと気に入っているのですが、残念ながらエミレーツのA340は―300と―500がそれぞれ10機程度と少数派（B777が100機超と比べると）なので残念です。（A340-600は発注していたのですが性能上の問題があって受領拒否してB777-300ERに乗り換えてしまったので）
  　ちなみにドバイでの夏場の離陸滑走時間はかなり長くなりがちで、昼間だと信じられないくらい緩やかな離着陸になります。気温が高いとエンジンの推力が上がりにくいためです（逆噴射時も同様）。手元にあるデータによると、朝の9時半前にミュンヘン行き（区間距離は5000㎞ほど、所要時間は5時間半）のA380の離陸滑走は63秒かかっているのに対し、同じA380でも成田行き（区間距離9000㎞で所要時間約10時間）は深夜3時半の離陸で離陸滑走時間は67秒でした。外気温の差が如実に現れる例です。だからDXBの空港の滑走路長は4500mも必要なのは納得と思った次第で。そうするとたぶん双発機でも本当にゆっくり上昇していく飛行機を眺められるのではと思います（ただし、ターミナルからは飛行機は見にくいし、さりとて外周からだと夏場は気温ばかりでなく宗教による文化風俗そして政治情勢の関係もあるので、日本のようなスポッティングは難しそうですが・・・）
  　ちなみに今年の夏中欧ヨーロッパまでエミレーツで航空券を発券したのですが、成田線がB777に逆戻りになりしばらくA380に乗れないと思い、帰路をA340-500の便も可能なのに思わずA380運航便に予約してしまいました。B777は初期に導入した機材でも、近距離用のERのつかない―300や―200、-200ERでもエミレーツは新型のエンタメiceの付いている座席に取り替え済みなので決してA380やA340-500に引けは取らないものの（エコノミーの場合）、横10列なのがネック。ただ、スリランカとモルジブ行くのにエミレーツで行った際、6回もB777に乗ったので（当時はまだ成田線が毎日運航になったばかりでまだB777の頃。2010年冬）慣れてしまいましたが（笑）
  　こんなコメントばかりで恐縮ですが。HB-JMB
  　

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  HB-JMBさん

  2013/07/15 23:54:53

  Y-Kenzo様
  　大事なドバイの夏の気温データを書き忘れていました。ドバイに7月にストップオーバーで滞在した際は昼間は最高気温は45度ぐらいまでなり、夜でも35度は超えるような状態です。某リゾートに滞在したのですが、海水温が30度ほどあるくらいです。したがって日の出後の朝9時で気温は40度近くあったのではと推測されます（運航用の気象情報を見聞きしたわけではないので推測ですが）。深夜3時半でも外気温は30度はあったと思われます。
  　B777などボーイング系の飛行機でドバイに夏場離陸したことはないですが、そのような機体でも滑走時間はかなり長くなるはずです（例えば旅客機のエンジンで最も最高の推力が出るGE90-115B型でカタログ上は1基あたり115000ポンドの推力を出せる「能力」はあっても、気温が40度とかいう高温では本当に115000ポンドの推力は出ないはずですので）。この夏は残念ながら？B777運航になったドバイ発成田行き（深夜離陸）とドバイ発プラハ行き（朝9時頃離陸）で滑走時間を計測してみようと思います。余談ですが、羽田線で―200LRになったのもドバイ時間朝9時5分発では―300ERだとドバイを深夜離陸する成田線より離陸性能の余裕が少ないということも一因と考えられます（もちろん―300ERでは需要が大きすぎることと、羽田の3000m滑走路でかつ深夜に騒音を軽減した方式で離陸する際に必要となる離陸性能および離陸後の上昇率の問題から―200LRを選定したものと思われます）。
  　ちなみにA340-500あたりではドバイ行（9000㎞）の燃料を積んだ状態で3000m滑走路からの離陸には難があるものと思われ（バンコク行きだとTGがA340-500を羽田線に使った実績はあるようですが、離陸後の上昇性能も燃料搭載量がドバイ線の半分ぐらいで機体重量がかなり軽いので問題ないのでしょう）羽田ドバイ線は性能面でもB777-200LRでの運航になったものと思われます（営業面でアッパークラスの座席がA340-500よりB777-200LRの方が新しく程度がよいことが主な理由でしょうが）
  　補足したところ余談ばかりで恐縮ですが。HB-JMB
  　　

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