サンディエゴからの復路は、大幅な出発遅延と預け荷物未搭載で不満の多いフライトでした - JAL (日本航空) 口コミ・評価

航空会社 JAL (日本航空)

2023年10月26日に撮影されたJAL (日本航空)の航空機写真

© ちゅーしーさん

第2次大戦後の1951年8月1日設立。1951年10月25日...
日本
IATA | ICAO
JL | JAL
アライアンス
ワンワールド

搭乗レビュー
サンディエゴからの復路は、大幅な出発遅延と預け荷物未搭載で不満の多いフライトでした

航空会社
日本航空
便名
JL065
ビジネス
搭乗日
2016/09
路線
サンディエゴ → 成田(東京)
機体記号
JA828J
機材
Boeing 787-846
総評:2
2ッ星
機内食・ドリンク
5ッ星
座席(シート)
5ッ星
機内スタッフサービス
2ッ星
エンターティメント
5ッ星
トイレ・洗面台
5ッ星
機材コンディション
3ッ星
地上サービス
2ッ星
口コミ投稿者
チャッピー・シミズさん
アクセス数
2,244
投稿日
2016/10/02

搭乗写真

  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    サンディエゴ国際空港 第二ターミナル... 続き
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    サンディエゴ国際空港 第二ターミナル... 続き
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    サンディエゴ国際空港 チェックインカ... 続き
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    サンディエゴ国際空港 JALチェック... 続き
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    サンディエゴ国際空港 第二ターミナル... 続き
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    搭乗ゲート付近の様子。
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    搭乗ゲート付近の様子。グランドスタッ... 続き
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    搭乗ゲート付近の様子。トラブルがなけ... 続き
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    搭乗ゲート付近の様子。今回の搭乗機。
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    搭乗ゲート付近の様子。今回の搭乗機。
  • 写真の種類:座席(シート)
    ビジネスクラスのシートは、2-2-2... 続き
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    ビジネスクラスのシート。
  • 写真の種類:座席(シート)
    B787ならではのウィンドウシェード... 続き
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    B787ならではのウィンドウシェード... 続き
  • 写真の種類:機内エンターティメント・アメニティ
  • 写真の種類:機窓・風景
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    あれ?この時点ではRWY09の滑走路... 続き
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    RWY27 ENDまでタキシングし終... 続き
  • 写真の種類:機内エンターティメント・アメニティ
    プッシュバックを終えたあたりから観始... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    敢え無く、スポットに戻るところ。
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    敢え無く、スポットに戻るところ。
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    スポットインした後も、しばし機内で待... 続き
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    しばらくして、一旦、空港ラウンジなど... 続き
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    ラウンジ(Airspace Loun... 続き
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    ラウンジ(Airspace Loun... 続き
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    18:15にプッシュバックを終え、R... 続き
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    18:15にプッシュバックを終え、R... 続き
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    18:15にプッシュバックを終え、R... 続き
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    無事、離陸しました。
    でも、この時、... 続き
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    サンディエゴ市街の上空。
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    サンディエゴ市街の上空。
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    サンディエゴ市街の上空。
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    サンディエゴ市街の上空。
  • 写真の種類:機窓・風景
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  • 写真の種類:機内食・ドリンク
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    洋 食

    アミューズ・ブーシュ
    キノ... 続き
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    洋 食

    アミューズ・ブーシュ
    キノ... 続き
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    洋 食

    アミューズ・ブーシュ
    鴨燻... 続き
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    洋 食

    アミューズ・ブーシュ
    キノ... 続き
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    洋 食

    オードブル
    チキンとトリュ... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    洋 食

    オードブル
    チキンとトリュ... 続き
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    パン
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    洋 食

    メインディッシュ
    USプラ... 続き
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    洋 食

    メインディッシュ
    USプラ... 続き
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    メインディッシュ
    USプラ... 続き
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    メインディッシュ
    USプラ... 続き
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    メインディッシュを食べ終え... 続き
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    デザート
    コーヒーブランマ... 続き
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    デザート
    コーヒーブランマ... 続き
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    デザート
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  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    和 食

    先付
    キノコとリコッタチー... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    和 食

    先付
    キノコとリコッタチー... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    和 食

    彩御膳
    スモークサーモン ... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    和 食

    彩御膳
    スモークサーモン ... 続き
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    和 食

    彩御膳
    丸巻き玉子 鴨の鍬... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    和 食

    彩御膳
    ふっこの南蛮漬け
    ... 続き
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    和 食

    彩御膳
    スモークサーモン ... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    和 食

    彩御膳
    帆立といくら 蓮根... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    和 食

    台の物
    赤鯛の幽庵焼き 銀... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    和 食

    台の物
    赤鯛の幽庵焼き 銀... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    和 食

    台の物
    赤鯛の幽庵焼き 銀... 続き
  • 写真の種類:ギャレー
  • 写真の種類:ギャレー
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    ANYTIME YOU WISH

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  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    ANYTIME YOU WISH

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    ANYTIME YOU WISH

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    こちらは、成田空港に到着後、別送にな... 続き

総評

【今回遭遇したトラブルについて】

************
サンディエゴ国際空港における出発の大幅遅延
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今回の旅行では、9月27日の13時30分(現地時間)に、サンディエゴ国際空港を出発する予定でした。ちなみに、当日のサンディエゴ国際空港の天候は、直近3年間で最も暑い一日。
この時の滑走路運用はRWY09で、国内線のB737やA320などは支障なく離陸しているなか、搭乗したJAL機(B787-8)は、オポジットのRWY27側にタキシングしていきました。でも、いくら待っても離陸することなく、END付近で延々待機。その後、2時間が経過した時点で、機長から、追い風が規定値を超えていたので、風向きが変わるのを待っていたが、その兆候がないので、一旦、スポットに戻ることにします、というアナウンスがありました。スポットに戻った時点で、出発時間を18時に決定したので、それまでラウンジなどで待っていて欲しいというアナウンス。(15ドルのミールクーポンを配布。)
ほぼ予定通り18時15分に、再度、スポットを離れ、当初の予定より5時間遅れで離陸しました。但し、この遅延により、成田に到着する時刻は22時近くになってしまうので、成田空港からの移動手段を確保できないツーリスト(国際線または国内線に乗り継ぎをするツーリストや、都内を経由して列車で自宅がある都市まで戻るツーリストもいるわけなので。)も多く、天候が理由とは言え、かなり致命的な遅延になってしまいました。(ちなみに、18時台に離陸したタイミングでも、滑走路運用は変わらず、JAL機もRWY09から離陸。)
ここまでの経緯で、機長を含む、機内スタッフ、あるいはグランドスタッフからは、遅延した原因について、分かりやすい説明は一切ありませんでした。この間、説明があったことと言えば、サンディエゴの気温が高いためとか、追い風が規定値を超えているため、といった程度で、多くの乗客は釈然としないまま、一方的に大幅な遅延を受け入れるしかない状況でした。日本に到着後、更に不便を被るツーリストに対して、ろくな説明もなく、淡々とエアライン的に規定の段取りを進めていく、エアラインサイドの対応には、不満を感じないわけがありません。

************
スーツケースなどの預け荷物の未搭載
************
2時間ほどで成田空港に着陸するタイミングで、CAさんから、いきなり、スーツケース用の税関申告書をもう一通記入して下さい、というアナウンス。えええ~!!最初は何のことか分からず、多くの乗客がオロオロしていると、ようやく、お客さん様のお荷物はサンディエゴに下ろしたので別送になります、という追加のアナウンス。エアラインサイドとしては、こういった際のプロトコルに沿って、ぎりぎりのタイミングでしか、こういったアナウンスはしないのかもしれませんが、いきなりの案内で、しかも、その理由も殆ど説明せずに、手続きの説明をいきなり始める段取りには、いくらなんでも疑問を感じます。勿論、多くの乗客から、なぜ?という質問攻めが始まったので、仕方なく?機長から、離陸に必要な最大搭載量をオーバーしていたので、荷物を別送扱いにしました、という追加の説明がありました。
成田空港に到着後、グランドスタッフから、都内数カ所に向かうバスを用意したので、全員が揃ったところで出発するということと、別送の荷物に関する手続きについて説明がありました。恐らく、荷物に関する取り扱い等は、グランドスタッフのお仕事なので、機内スタッフは出来るだけ関与しないという取り決めがあるのかもしれませんが、22時過ぎに、不便極まりない成田空港に到着した時点で、こういった対応を進めるというのは、乗客にとって、あまりに酷だと思います。余談ですが、こういった予期しない状況が生じた時に、やはり成田空港は困ります。
別送扱いになってしまったスーツケースは、成田空港に到着した9月27日の深夜時点では、いつ手元に届けることができるのか全く分からない、という説明を受けました。サンディエゴ便は、JALが1日1便運行しているだけなので、1機分の別送荷物を日本に輸送するのは簡単にはできないことだとは思います。幸い、都内に住んでいることもあってか、29日の夕刻、スーツケースは無事に手元に届きました。これが、トランジットを伴う旅の途中に起きたトラブルでなくて、個人的には助かりました。
仮に、サンディエゴのラウンジなどで待たされていた時点で、遅延に関するある程度の説明と、預け荷物の取り扱いについて説明を受けていれば、空港あるいはラウンジ内のWiFiサービスなどを利用して、日本の関係者に連絡することもできたのに、WiFiサービスを搭載していない機内で、中途半端な説明をされても、乗客は有効な対策を打てず、深夜に、不便な成田空港に到着したところでどうしたらいいの?という状況に陥ってしまいます。

今回のように離陸できない抜本的な理由が、気象条件に伴うB787-8の仕様上の制限なのか、国際線なので積載量がかなり多かったためなのか、はたまたサンディエゴ空港の管制上の指示(この可能性は低いかと。)だったのか、そのあたりは全く分かりません。まるで、「患者は医者の言う通りにしていればいいんですよ」という態度がまかり通っていた大昔の医療現場のような印象を感じざるをえません。少なくとも、離陸できなかった事象と、JALのサービスとは無関係だとは思いますが、JALサイドに対しては、トラブルへの対応方について、迅速な開示を前提にした早急なる改善を望みます。(ANAでも荷物置いてきぼりの案件があったので、恐らくエアライン全般の課題なのかもしれませんね。)

今回のトラブルの概要は以上になりますが、今回の件を通じて、改めて、スーツケースには絶対に必要なアイテムを収納しない、ということを再認識しました。とりわけ、海外旅行や海外で仕事をする場合、スーツケースは自分と一緒に移動するとは限らないということを、エアラインサイドも、もっと積極的に事前アナウンスをすべきかと思います。やはり、何を言っても、機長(エアライン)にとっては、荷物よりも、乗客を目的地に運ぶことが最優先のミッションですからね。

以下のレビュー内容は、上記のトラブルとは切り離して記載しますが、どのような理由にせよ、大いなる不便と不満を感じた体験には違いありませんので、JALさんのトラブルに対する対応に関しては、正直、良い評価をするわけにはいきません。こうした対応が、例え、エアライン業界の常識だとしても、乗客個人としては、決して、理解できる対応とは言えませんので、日頃、とても良いサービスを提供してもらっているJALさんではありますが、今回は、正直ベースで辛口の評価点にさせてもらいました。あしからず。

【機内食・ドリンク】
洋食のオードブルは、"チキンとトリュフのテリーヌ 季節野菜のマリネ トリュフアイオリ"でしたが、チキンとトリュフのテリーヌは、とっても美味しかったです。オードブルとしては、とても良いチョイスだと思いました。メインディッシュは、"USプライムビーフテンダーロイン モリーユ茸のクリームソース ほうれん草のマッシュポテト"をチョイスしました。行きの便で頂いた"和牛のサーロインステーキ"の繊細な焼き加減とまではいかないまでも、通常、機内食として頂くお肉料理とは一線を置く美味しさでした。メインディッシュを終えたタイミングで、"各種チーズの取り合わせ"を、CAさんがチーズに合うワインと一緒に薦めてくれるという絶妙なおもてなしも良かったです。

和食は、出発地が海外であると、どうしても日本発の便で頂く和食より満足感が落ちるのですが、今回は大変満足で驚きでもありました。とても北米発で用意された日本食とは思えないほど口に合い繊細でした。
先付に続く「彩御膳」という小鉢が5つそろった折り詰めは、「美味しいものを少しづつ」、また程よくヘルシーでコテコテ感がなく、見た目も美しく、目にも楽しく頂けました。メインの台の物はボリュームがありつつも、盛り付けと色味がとても美しく、ヘルシーな食材が駆使されていました。
「彩御膳」と「台の物」の両方の量を合わせて、丁度よい具合にお腹がいっぱいになりボリュームの計算もよくされていると思います。
昨年、同じルートのフライトに乗った時は、正直、和食の印象は心に残らなかったのですが、今回はとても印象に残りました。

【座席(シート)】
ビジネスクラスのシートは、2-2-2配列の"JAL SHELL FLAT NEO"。行きのフライトは、11時間(+ 2時間)でしたので、フルフラットに近いベッドポジションのシートは、とっても助かりました。シートには、USBタイプのスマホ用電源とPC用の電源が付いていましたが、使用機材がWiFiを利用できなかったので、ちょっと残念。その代わり、15.4インチの大型モニターで最新映画を楽しめましたので、長時間のフライトも、それなりに楽しむことができました。

【機内スタッフ】
毎回のことですが、JALのCAさんのプロな仕事ぶりに満足です。ただ、サンディエゴ便は、ファーストクラスはない代わりに、ビジネスクラスの座席数が多めなので、夕食時などには、ちょっとバタバタ感があった感じ。でも、食事に合うワインをレコメンドしてくれたりして、卒のないサービスはいい感じでしたよ。

【エンターティメント】
WiFiを利用できない機材でしたが、15.4インチの大型モニターで最新映画を楽しめたので、長時間のフライトはそれなりに過ごすことができました。今回のJAL Mooove!では、"X-MEN : アポカリプス"、"ジャングル・ブック"、"アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅"、"マネーモンスター"などを観て、フライトを楽しみました。

【トイレ・洗面台】
使用機材がB787-8でしたので、ウォシュレット付きのトイレでした。国際線の場合、日本人的には、ウォシュレット付きは、とっても助かりました。

【機材コンディション】
B787-8ですので、特段、気になる点はありませんでした。強いて言えば、初期のB787-8ということもあって、WiFiを利用できない機材だったことが残念かな。

【空港サービス】
サンディエゴ国際空港 第二ターミナルにあるAirspace Lounge(American Airlines ADMIRALS Club)を利用しました。ラウンジ内に用意されているスナックやライトビール等は無料ですが、メニューに書かれているアイテムは、ひとり2品オーダーできるというシステムになっています。

【総合評価】
今回のトラブルを体験していなければ、いつも通り、満点を付けても良いと思います。但し、冒頭でトラブルの経緯を説明した通り、エアライン業界の常識のもと、JALさんもマニュアル通り対応したのだとしても、そうした一連の対応は、どれをとっても、乗客にとって理解できるものではありませんでした。ま、特殊事情だったとは言え、今回のフライトでは、トラブルに関する機内サービス及びグランドスタッフのサービスともに、最低に近い評価(成田空港のグランドスタッフは深夜に及ぶ対応でご苦労だったとは思いますが。)しか付けることができません。ですので、トラブル以外の機内サービスの良さと、トラブルに関する対応の双方を加味し、【機内スタッフ】、【空港サービス】(成田到着時のサービスという意味で。)、【総合評価】の各評価項目はいずれも"2"、【機材コンディション】は、天候に影響され予定どおり離陸できなかった事実をもって"3"とさせてもらいました。

コメント

  • 2016/10/02 18:44:20

    チャッピー・シミズ様

     HB-JMBでございます。

     >今回のように離陸できない抜本的な理由が、気象条件に伴うB787-8の仕様上の制限なのか、国際線なので積載量がかなり多かったためなのか、はたまたサンディエゴ空港の管制上の指示(この可能性は低いかと。)だったのか、そのあたりは全く分かりません。<

     調べてみたところ、気温が高くなってくると、この空港での離陸では、かなり離陸重量が制限されそうという印象です。そうしたトラブルは・・・というのであれば、夏場はそもそもサンディエゴ空港を避け滑走路の長い周辺の空港を利用したそうがよさそうです。航空機のエンジンは気温が高くなると性能が極端に落ちますので・・・。サンディエゴとは関係ないですが、中東の空港で深夜発着が多い理由としては、高温によるエンジン性能の急低下の悪影響をなるべく受けない、気温の低い時間帯に離陸するということがあるとされています(例えばドバイですと、夏場は深夜でも30度を越えますので・・・)

     上述の通り、気温が高いと航空機のエンジンの特性上離陸推力は急減してしまうところ、サンディエゴ空港は滑走路は2800mしかないため、夏場で気温が摂氏30度、あるいはそれ以上になってしまうといくら787-8といえども11時間を飛行するための燃料搭載した重量でこの空港から離陸し、しかも追い風でとなると相当にペイロードは制限を受けるものと思われます。

     また、サンディエゴ空港周辺の地形上の制約として、「滑走路27の進入経路上にビルが存在するため滑走路の進入端が通常より中に移動している」ということがあるようなので、離陸性能がぎりぎりの成田行き787-8では多少の追い風でも管制はRWY27を優先してアサインする傾向があるように思われます。追い風ならびに横風が規制値を越え、RWY09側から離陸せざるを得ないとなると、上述のビルの問題から機体が浮揚してからの上昇力は787-8で規定されている上限ぎりぎりで運用せざるを得なくなるものと考えられ、夏場の気温が高い条件下でRWY09からとなると、それこそ乗客の預け手荷物を取り下ろさないと離陸できない可能性は考えられます(フライトシミュレーターやメーカーが提供する離陸性能を示した表などで離陸重量を計算してみたわけではないので、その条件で何ポンドまでなら離陸できるという正確な数字は分かりませんが・・・)。

    ちなみに、手抜きですが、Wikiのサンディエゴ空港の以下のURLから情報を取っております。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A8%E3%82%B4%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E7%A9%BA%E6%B8%AF

     サンディエゴ空港の条件自体があまりよい空港ではなく、そもそもかなりタイトな条件での運航が普段から行われているようですからこうしたトラブルはちょっと・・・というのであれば、夏場のサンディエゴ発は避けた方が無難なのかもしれません(日本でいったら、旧広島西飛行場が広島空港として使われていた頃の1800m滑走路におけるB767の運航であるとか、旧石垣空港での1500m滑走路でのB737の運航、あるいは八丈島空港における2000m滑走路でのA320の運航(地形上横風を受けやすいとされているため)といった運航条件の厳しい空港という認識でいるとよいのかもしれません)。

     とはいっても、普段からタイトな条件で運航しているのであれば、こうした運航上の制約がかかるイレギュラーが発生しやすいということは航空会社でも容易に想像がつくことと思われますので、チャッピー・シミズ様のレビューを拝見しますと、そうした場合の対応が地上係員そして乗務員ともども不慣れ(的外れ)という点はたしかにおおいに気になるという印象を受けました。

    余談ばかりで恐縮ですが。HB-JMB
     

  • HB-JMB 様

    いろいろ、調べていただき、ありがとうございます。

    JALさんに限らず、調べていただいたような内容を、現場で分かりやすく、かつタイムリーに、乗客に説明することこそ、いま風な顧客対応ではないかと、個人的には思っています。上場企業でも、ネガティブな事案が発生したら、即開示、という原則が定着しつつあるわけですから、いま言うと騒ぎになるとか、専門的なことだから言わなくていいんじゃないか、とかいう発想は、日本を代表する企業という立場からしても、改めるべきだと思います。むしろ、ネガティブな事象を説明した後の対応方を、企業サイド(エアラインサイド)でマニュアル化するなどして、トラブル時にも毅然とした態度で事にあたってほしいと思っています。

  • 2016/10/02 22:33:37

     チャッピー・シミズ様

     こうしたトラブルのときの対応に難があるというケースはどうも特定の航空会社だけの問題ではないのかもしれません。

     個人的にも、何か運航上のイレギュラーがあったときの説明でタイミングや内容が腑に落ちないときというのは日系外資系問わず結構遭遇しています。

     手前味噌で恐縮ですが、そのときのレビューを挙げておきます。
     例1:
     http://flyteam.jp/airline/singapore-airlines/review/19801
     説明は一応あったが、トラブルの詳細や新しい出発時間の見込みなどの情報はあまり詳しく提供されなかったと思われる。
     例2:
     http://flyteam.jp/airline/emirates/review/10066
     離陸が定刻から2時間ほど遅れることになったが、トラブルの説明が不十分と感じた
     例3:
     http://flyteam.jp/airline/emirates/review/9995
     成田空港出発時に急病人が発生し、スポットに引き返すことになったが、急病人が発生したのでスポットに戻った旨の説明のタイミングが遅いと思われる。
     例4:
     http://flyteam.jp/airline/ana/review/3176
     成田とホノルル両方でイレギュラーに遭遇したが、成田出発時はまずまずであったものの、ホノルル到着時に降機できない理由の説明のタイミングと内容は少々問題があったのではと思われる。
     例5:
     http://flyteam.jp/airline/cathay-pacific-airways/review/3157
     このときは成田空港でフェデックスのMD11が事故を起こしてB747-400が使えず、A330-300に変更となり便も変更したのですが、問題は成田での対応ではなく、香港国際空港への着陸にあたり、やり直しを実施したのですが、そのときの日本語の説明が本質的に間違えとは言い切れないもののあれ?と思うようなことがあった。

     なお、長時間の地上待機に対する緊急対応策については、(航空会社がマニュアルを作成し)旅客の権利保全に努めるようアメリカ運輸省の規則があるようです。また、これと同様にイレギュラー運航時でもできるだけ旅客の権利保全に努めるよう求める規則はEU指令にもあったはずです(出典を忘れてしまいましたが、たしかルフトハンザとかの航空会社のどこかにそうした説明があったはず)。そんなわけですから、イレギュラー運航時の対応について当局によってこうした規則が規定されているということは、いい意味でも悪い意味でもこの業界全体の問題というか課題と言えるのかもしれません(私やチャッピー・シミズ様が抱いているような感覚だけではなくて)。もちろん、規則はあっても・・・という状態である可能性も有り得る話ではありますが。

     長時間地上待機の場合の行動計画の策定を航空会社はアメリカ(連邦)運輸省規則により求められているのですが、以下のURLでユナイテッドの場合の計画策定の例を挙げておきます。ユナイテッドでは国内線では3時間以上、国際線では4時間以上離陸できない場合が該当するようです(もちろん、アメリカンやデルタといった他のビックスリーでもこの手の行動計画はサイトのどこかにあずはずですが、便宜上UAだけを拾ってきた次第です)
    https://www.united.com/web/format/pdf/UA_Tarmac_Delay_Contingency_Plan_5-14-2012.pdf

     日本航空が成田~サンディエゴ線の運航認可を取る際、アメリカ側からアメリカ運輸省の定めについては「考慮した」運航規程にするよう求め、アメリカ運輸省の規則を完全に無視することはできないはずですので、一応「長時間離陸待機時の対応」についてどうするかは予め決めておく必要はあるのだろうとは思いますが(こうしたことを本当にアメリカ側の当局が日本航空に求めるかは知りませんが)、チャッピー・シミズ様がお書きになった状況ではそこで規定された水準にはなっていない可能性は考えられます。

     余談ばかりで恐縮ですがご参考までに。HB-JMB

  • 2016/10/03 12:35:13

    チャッピー・シミズ様

    たびたびすみません、HB-JMBでございます。

     サンディエゴの状況を鑑みるとこうした対処もあったかも・・・と思い直し、追加で書き込みさせていただきます。

     RYW27側で2時間も天候回復待ちをしているくらいならば、出発時点(定刻13時30分現地時間)でRWY27での離陸が無理と分かるはずですから、次のような方法が可能だったのかもしれません(あくまで私の推測ですが)。
     預け荷物を搭載した状態での総ペイロードで搭載可能な量の燃料だけを搭載して定刻どおり13時30分に出発し、その燃料で到達可能でかつ滑走路が長い空港まで飛行して燃料搭載だけを行う臨時の技術着陸を行い(JAL便の運航がある地点ならば例えばロサンゼルス、サンフランシスコ、バンクーバーなどが考えられます)、途中技術着陸した空港で成田まで飛行できる燃料を追加補給した上でその技術着陸地点から成田まで飛行する方法にすれば5時間も遅れることはなく、遅れは免れないものの2時間~3時間程度の遅れで到着可能であったのかもしれません(技術着陸を行う空港で準備さえ整っていれば燃料補給に通常は30分とか1時間もあれば十分に作業自体は終わるはずですので。前後にスポットの空き待ちとか離着陸順番待ちとかあっても4時間も5時間もはかからないはずですし、万一着陸空港でそうした待ち時間によって成田到着が4時間とか5時間遅れになっても旅客の預託手荷物をサンディエゴに残さずに済むということもあるわけで)。

     サンディエゴから成田までの燃料を搭載して夏の昼の気温でRWY27が利用できないと預け荷物を取り下ろさないと離陸できない状況のようですが、夏にRWY09を使わざるを得ない悪条件のもとでも、旅客の預託手荷物を搭載してもロサンゼルス程度の飛行距離であれば787-8でもRWY09側(ビルがあり離陸条件の厳しい滑走路からの離陸)の離陸は不可能ではないかと思われますので・・・(ざっと見積もっても、搭載燃料量はサンディエゴから成田まで直行する場合の4分の1とか5分の1程度で済むはずですので)。ただし、技術着陸を行う空港での着陸料と臨時燃料補給に必要なハンドリングに伴う追加の手数料は必要ですが・・・。

     日本航空のサンディエゴ発便の運航規程にはそうした場合に途中で技術着陸を行うフライトプランを作るようになっていないことが根本的な原因なのかもしれません。ちなみに長距離飛行ではある飛行地点にて、残燃料があらかじめ飛行計画で定められた量以下になったら、あらかじめ決めてある代替空港に臨時着陸して燃料補給して運航を継続する飛行方式を採用するはずですから(特にETOPSでは燃料不足だけでなくその地点で発動機が1基停止しても一定時間以内に代替着陸可能な空港を確保しないと飛行できないというほどシビア)、なぜそうした方法を採用しなかったのか少々疑問であります(臨時着陸することは常に想定していますから、この便が例えばロサンゼルスに臨時着陸したからといって、飛行に伴う経費や予算が「かかりすぎる」ことはないはずで・・・)。当局の路線開設時の認可条件に運航上の理由による目的地外着陸に関する制限があるとか、臨時着陸を計画した地点での着陸許可が下りなかったとかいう状況が考えられますが、上述のように途中臨時着陸して成田まで運航するという選択肢も(技術上は現実的に)取り「うる」わけですから、本来であればそれができない事情についてフライトの最高責任者である者から(PICの機長)の説明は必要かと思われます。

     余談ばかり長くなって恐縮ですが、ご参考までに・・・。HB-JMB

  • 2016/10/03 12:42:44

     チャッピー・シミズ様

     このレビューのおかげで、サンディエゴ空港では太平洋線での787-8の運航がいかにタイトかをいうことを調べるきっかけとなりましたことを感謝申し上げ、書き込みの終わりとさせていただきます。

     私自身もサンディエゴでの787-8の運航条件がこんなにタイトとは正直知らなかったもので・・・。

     余談ですが日本航空ではありませんが、来年から787-8によりANAで成田~メキシコシティー線が開設され、ノンストップで運航されるようですが、メキシコシティーも標高が高いうえ、夏場は気温も高いため運航条件が厳しいようですから(かつてJALがメキシコシティーにB747在来型、B747-400およびB767-300ERで乗り入れていた頃はメキシコシティーまでのノンストップ運航はできず、往復ともカナダのバンクーバー経由で運航)こうしたイレギュラーで不便に感じる旅客がしょっちゅう出ないことを祈るばかりです。

     HB-JMB

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