レッドアローズ、2019年は9週間にわたるアメリカ遠征を展開へ

レッドアローズ、2019年は9週間にわたるアメリカ遠征を展開へ

ニュース画像 1枚目:イギリス空軍100周年記念塗装のレッドアローズ
© RAF
イギリス空軍100周年記念塗装のレッドアローズ

イギリス空軍は2019年8月から9月にかけて9週間、レッドアローズがアメリカとカナダのエアショーに参加すると公表しました。レッドアローズは2008年にニューヨークでの飛行を実施していますが、長期に渡る展示飛行を披露する北米遠征は1993年以来、およそ四半世紀ぶりとなります。

遠征を公表したギャビン・ウィリアムソン国防相は、アメリカ全土で何百万人もの人々に最高のイギリスの航空展示を披露し、赤、白、青で空を描きあげ、チームワークや卓越性を示し、最も近い同盟国との関係を強化するとコメントしています。

レッドアローズの北米遠征は、アメリカ大陸各地でのショーの参加だけでなく、イギリス政府が取り組む「GREAT」キャンペーンの支援、各地で学校への訪問、ビジネスリーダーとの会合への参加、イギリス文化の紹介イベントなどの出席も含みます。この遠征を通じ、イギリス政府は直接投資でおよそ25億ポンド、およそ3,650億円の資金調達を見込んでいます。

レッドアローズはイギリス国内やヨーロッパ各地以外にも展開しており、2016年には中東やアジア・太平洋地域への遠征を実施しています。この際は9週間にわたり、17カ国、20,000マイルの遠征で、世界10億人の観客を魅了し、レッドアローズが初めて中国に上陸した機会でもありました。

今回のアメリカ遠征では、参加するエアショーなどは発表されていませんが、アメリカ空軍のサンダーバーズやアメリカ海軍のブルーエンジェルス、さらにヨーロピアンスタイルのカナダ空軍のスノーバーズとの競演が期待されます。

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