ANA、サンフランシスコ国際空港でバイオジェット燃料を購入へ

ANA、サンフランシスコ国際空港でバイオジェット燃料を購入へ

全日空(ANA)は2019年1月7日(月)、サンフランシスコ国際空港で供給されるバイオジェット燃料の購入を決定しました。ANAが購入するバイオジェット燃料は、アメリカのボストンに本社を置くWorld Energy社が、使用済みの食用油を原料に製造と精製をしているもので、従来のジェット燃料と同一規格の適合証明を取得しています。

このバイオジェット燃料は、2016年から2年半以上にわたり、ロサンゼルス国際空港の共同貯油施設に、従来のジェット燃料と区別なく移送、保管され、航空各社で使用されています。

購入量は、約265キロリットルで、購入契約は昭和シェル石油と締結しています。これにより、従来のジェット燃料と比べ、二酸化炭素の排出量を約150トン抑制できるとみこまれています。

ANAは現在、サンフランシスコ発成田着のANA7便を777-300ERで運航、この便にバイオジェット燃料を搭載するとみられます。同社はこのバイオジェット燃料の購入を契機に、国内外での定常的な利用を目指した取り組みを進め、「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に貢献していく方針です。

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