アメリカ運輸省(DOT)は2019年5月16日(木)、アメリカを拠点とする航空4社から申請を受けた羽田空港への就航路線の申請について、暫定的な発着枠の配分を決定しました。
申請した4社、路線数、発着枠と認可枠はアメリカン航空が3路線・4枠のところ認可は2路線・2枠、デルタ航空が5路線・6枠のところ5路線・5枠、ユナイテッド航空が6路線・6枠のところ4路線・4枠、ハワイアン航空が1路線・3枠のところ1路線・1枠で配分されました。各路線と使用予定の機材は、最下段に記載の通りです。
2020年に東京で開催されるオリンピックに間に合わせることを目指し、羽田空港の発着枠拡大の準備が進められており、このうちアメリカ路線は日米双方で24枠、アメリカ側には12枠が割り当てられる予定で、羽田発着のアメリカ路線が拡充されます。
過去には2016年、日米航空協定の改正が行われ、日米の航空会社は羽田発着の昼間時間帯に運航が可能になっており、アメリカン航空が羽田/ロサンゼルス線、デルタ航空が羽田発着のロサンゼルス、ミネアポリス線、ハワイアン航空が羽田/ホノルル線、ユナイテッド航空が羽田/サンフランシスコ線を運航しています。深夜発着枠の利用は、ハワイアンが1枠のみ利用しており、週4便をホノルル線、週3便をコナ線に割り当てています。
■各社の優先順位と申請路線、機材 <アメリカン航空> (認) 1位:ダラス・フォートワース線(777-200) (認) 2位:ロサンゼルス線(787-8) 3位:ダラス・フォートワース線(777-200) 4位:ラスベガス線(787-8) <デルタ航空> (認) 1位:シアトル線(A330-900) (認) 2位:デトロイト線(A350-900) (認) 3位:アトランタ線(777-200ER) (認) 4位:ポートランド線(A330-200) (認) 5位:ホノルル線(767-300ER) 6位:ホノルル線(767-300ER) <ユナイテッド航空> (認) 1位グループ:ニューアーク線(777-200) (認) 1位グループ:シカゴ線(777-200) (認) 1位グループ:ワシントン・ダラス線(777-200) (認) 2位:ロサンゼルス線(787-10) 3位:グアム線(777-200) 3位:グアム線(777-200) <ハワイアン航空> (認) 1位:ホノルル線(A330-200) 2位:ホノルル線(A330-200) 3位:ホノルル線(A330-200)