防衛省、アメリカ提供のオスプレイ事故情報を公表

防衛省、アメリカ提供のオスプレイ事故情報を公表

防衛省は2012年6月26日、アメリカから提供を受けた2012年4月にモロッコで起きた海兵隊のMV-22の事故と、6月にフロリダで起きた空軍のCV-22の事故についての情報を公表しました。

これは沖縄の海兵隊普天間基地へのMV-22の配備を目前に控え、相次いで墜落事故が起き、地元が配備に反対する声を強めていることに対する説明です。

モロッコの事故に関しては、事故当時の状況が細かく記載されていますが、事故原因については触れられていません。それでも機体に機械的な不具合はなく、機体の安全性に何ら問題ないとしています。

フロリダの事故についても同様で、設計に根本的欠陥を疑う理由はなく、運用を停止する意図は有していないとしています。そして海兵隊のMV-22に比べ空軍のCV-22は、より過酷な条件下で訓練活動を実施しているとも記されています。

アメリカ海兵隊は予定通り、7月下旬にいったん山口県の岩国基地へMV-22を搬入した後、8月中にも普天間基地へ配備すると見られ、報道もされています。

この記事に関連するニュース
メニューを開く