三菱重工、SpaceJet関連資産を減損処理 機構改革も実施

三菱重工、SpaceJet関連資産を減損処理 機構改革も実施

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SpaceJet

三菱重工業は2020年2月6日(木)、2020年3月期の業績予想を下方修正しました。SpaceJet関連資産の減損を含む損失、累計損失の繰延税金資産の形状、米中貿易摩擦などによる市況悪化などを反映し、売上、事業利益、税引前利益を下方修正しています。

このうち、三菱重工子会社の三菱航空機が手がけるSpaceJet事業に関連し、棚卸資産などの評価損、有形固定資産などの減損損失を計上しています。これを受け、三菱重工は個別財務諸表で三菱航空機の株式を減損処理、貸付金の貸倒引当金繰入などを行い、4,964億円の特別損失を計上しています。

また、機構改革も実施します。これまで「航空・防衛・宇宙ドメイン」として管理していましたが、「民間機セグメント」と「防衛・宇宙セグメント」をCEO直轄部門に変更します。このうち、「防衛・宇宙セグメント」の事業部、部および室の変更はありません。

「民間機セグメント」では、「企画管理部」と「民間機グローバル推進室」を統合し、「経営管理部」と「経営企画部」を新設します。このほか、「MRJ量産化推進室」を「スペースジェット量産化推進室」に、「民間機事業部」を「エアロストラクチャー事業部」にそれぞれ改称します。このエアロストラクチャー事業部に「調達部」と「生産技術部」が新設されます。

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