ピラタス、ビジネスジェットPC-24で不整地離着陸テスト

ピラタス、ビジネスジェットPC-24で不整地離着陸テスト

ニュース画像 1枚目:芝生でのPC-24
© Pilatus Aircraft Ltd
芝生でのPC-24

ピラタスは2020年2月7日(金)、ビジネスジェットPC-24が芝生、泥地、雪など不整地での離着陸テストに成功したと発表しました。PC-24は2018年、砂や砂利での離着陸テストに成功しており、今回の成功を受け、全ての不整地での離着陸が可能になりました。

ヨーロッパ航空安全庁(EASA)は、離着陸能力の認証のため、テストを実施した場所と異なる滑走路での実施を要求しています。要求をクリアするため、アメリカとヨーロッパでテストが行​​われました。

イギリスのグッドウッドの滑走路は、乾いた草でのテストのために選ばれました。草の滑走路のさらなるテストは、チェコのクノヴィツェ、フランスのポワチエ、イギリスのダックスフォードで実施されました。

イングランドのウッドブリッジでは、濡れた土の表面での離陸と着陸のすべてのテスト仕様を満たすために、複雑な条件を一部再現して行われました。北米では、雪に覆われた砂利滑走路のテストがカナダのクージュアクで実施されています。

PC-24は、不整地でも運用できるように開発されたビジネスジェットで、他の機種に比べ、2倍の飛行場で運用が可能になります。オーストラリアのロイヤルフライングドクターサービス、北米やアフリカのオペレーターは定期的に不整地での運用を行っており、こうした需要を満たす機種となります。

メニューを開く