航空局所属の操縦士に60日間の航空業務停止命令、飲酒問題で

航空局所属の操縦士に60日間の航空業務停止命令、飲酒問題で

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© FlyTeam Dojalanaさん
Dojalanaさんの航空フォト

航空局交通管制部運用課飛行検査センター所属の操縦士が乗務前のアルコール検査で国の基準を超えるアルコールが検知された事案について、国土交通省は2020年4月28日(火)、当該操縦士に対し60日間の航空業務停止を命じました。

飛行検査センターでは、飛行検査機運航規程により飛行検査業務に支障を及ぼすおそれのある行為として、正常な判断や行動ができない、またはそのおそれのある飲酒を禁止しています。

昨今の飲酒に起因する不適切事案を受けて航空局は、乗務前後におけるアルコール検査の義務化等のため関連通達を改正・制定しており、当該機長を含む乗務員に対しても、飲酒に関する安全意識や規定遵守の徹底のための教育や個別指導などを累次にわたって行っていました。

今回、監督官庁である航空局職員自らが、過度な飲酒に起因する不適切な事案を発生させたことは、規程違反であるとともに、航空安全に重大な支障を及ぼした可能性がある行為であること、飲酒に関する安全意識が著しく低いと言わざるを得ず、重大な非難に値するとして、不利益処分を講じました。

期日: 2020/04/28から
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