B-1Bランサー、日本海と沖縄で編隊航法訓練 空自F-15とF-2

B-1Bランサー、日本海と沖縄で編隊航法訓練 空自F-15とF-2

ニュース画像 1枚目:離陸するB-1Bランサー
© U.S. Air Force photo by Senior Airman River Bruce
離陸するB-1Bランサー

グアムのアンダーセン空軍基地に前方展開するアメリカ空軍第9遠征爆撃飛行隊(9EBS)のB-1Bランサー2機が2020年5月26日(火)から5月27日(水)にかけ、航空自衛隊と飛行訓練を実施しました。日本海と沖縄周辺空域で編隊航法訓練を実施し、新田原の第5航空団F-15が4機、小松の第6航空団F-15が4機、築城の第8航空団F-2が8機、計16機の空自戦闘機が参加しています。

B-1Bは今回の訓練飛行で、空自との統合を主な任務とし、同盟国やパートナーとの統合などインド太平洋司令部やアメリカ戦略軍司令部の任務を支援しました。アメリカは、この太平洋地域での確固たるコミットメントを改めて示し、B-1Bも新たな戦術や手順の確認を行いました。

アンダーセン空軍基地に前方展開する爆撃機は、2月にB-52Hストラトフォートレスが第3飛行隊F-2Aと、4月にB-1Bと第35戦闘航空団のF-16C、第7と第8航空団のF-2が7機、第6と第9航空団のF-15が8機で、編隊航法訓練を実施しています。5月12日にもB-1Bが飛来して空自と訓練を実施しています。

B-2Bは、核兵器搭載能力はないものの、統合空対地スタンドオフ・ミサイル(JASSM)、統合直接攻撃弾(JDAM)、長距離対艦ミサイル(LRASM)などを備え、超音速で移動し、アメリカ本土からでも世界各地に展開することが可能です。

5月にはエルスワース空軍基地のB-1Bランサーがヨーロッパへ展開し、イギリス空軍のタイフーンFGR、ポーランド空軍のF-16とMiG-29、デンマーク空軍のF-16、ノルウェー空軍のF-35A、スウェーデン空軍のグリペンC/Dとの編隊飛行、さらにオランダ空軍のKDC-10空中給油機と初コンタクトと給油を実施しています。

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