H-IIA42号機の打上げ成功、UAE初の火星探査機を軌道投入

H-IIA42号機の打上げ成功、UAE初の火星探査機を軌道投入

三菱重工業は2020年7月20日(月)、種子島宇宙センターから、H-IIAロケット42号機を6時58分14秒に打上げ、成功しました。H-IIAロケット42号機には、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ政府宇宙機関MBRSC(The Mohammed bin Rashid Space Centre)による初の火星探査機「HOPE」を搭載し、計画通り飛行して正常に分離したことが確認されています。

この火星探査ミッションでは、UAE建国50周年を迎える2021年に中東初となる無人探査機の火星到着を目指しています。UAEは火星ミッションのプロジェクト開始から6年と短期間で打上げを成功させ、UAE建国50周年を迎える2021年の火星到着を目指す記念のミッションで、成功までの第1段階をクリアしたことになります。

H-IIAロケットは日本の基幹ロケットであり、世界でも最も信頼性の高いロケットの一つです。H-IIAとH-IIBロケットの打上げは過去45回連続して成功しており、打上げ成功率は98.0%に達しています。

期日: 2020/07/20
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