仙台空港、超小型EVシェアサービス開始 臨空公園のアクセス便利

仙台空港、超小型EVシェアサービス開始 臨空公園のアクセス便利

ニュース画像 1枚目:仙台空港とエアポートCOMS
© 豊田通商
仙台空港とエアポートCOMS

仙台空港で2020年10月4日(日)から、超小型電気自動車(EV)「COMS(コムス)」を使ったシェアリングサービスが始まります。豊田通商が手がける観光型MaaS事業で、2019年7月から沖縄・久米島で手がける「久米島Ha:mo」に続く2カ所目のサービス地点です。

仙台空港では、「エアポートCOMS」として営業します。最短1時間から使用でき、空港利用者の利便性・満足度の向上、空港周辺の回遊性向上につなげ地域振興にも貢献する取り組みです。超小型EVのコモスは、CO2フリーで環境に優しく、小型で扱いやすく、料金は1時間1,000円です。空港でのフライト前、あるいは到着後など隙間時間を使い、空港周辺の散策ができます。

利用できる時間は、9時から14時で、5台が用意されています。車両管理・貸出受付は、仙台空港1階にカウンターを構えるトヨタレンタリース宮城が担当します。

仙台空港は、名取市と岩沼市の間に位置し、名取市にサイクルスポーツセンター、かわまちてらす閖上、また岩沼市に竹駒神社といった施設があり、こうした施設を巡ってもらい空港周辺の賑わいにつなげる狙いがあります。航空ファンとしても、滑走路09エンド付近の仙台空港臨空公園には徒歩で40分前後かかるため、「エアポートCOMS」で気軽に空港周辺の撮影スポットを巡る際の利用にも適しています。

なお、東日本大震災で仙台空港が完全に浸水し、周辺エリアも被害が大きく、その後の整備で巨大津波が発生時の浸水被害を受ける場合を想定し、避難の時間を確保し、人命を守る目的の1次防御ライン、2次防御ラインが整備されています。このうち、名取市の2次防御ラインが10月2日(金)、全線開通しました。

市道広浦北釜線の4,000メートル(m)が開通したもので、8月に開通した市道閖上南北線の2,600mと合わせ、閖上地区から仙台空港周辺までの名取市が整備する嵩上げ道路は全線開通となっています。この市道広浦北釜線を利用すると滑走路27エンド、閖上方面にもアクセスしやすくなっており、周辺道路の整備とあわせ「エアポートCOMS」の利用環境も整っています。

期日: 2020/10/04から
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