ピーチ、コロナ禍でもパイロット育成進む 海外から国内訓練へ

ピーチ、コロナ禍でもパイロット育成進む 海外から国内訓練へ

ニュース画像 1枚目:ピーチのパイロット育成プログラム1期生、4名
© Peach Aviation
ピーチのパイロット育成プログラム1期生、4名

ANAグループの格安航空会社(LCC)・ピーチ(Peach)は2021年6月1日(火)から、パイロット育成プログラム1期生の国内訓練を開始しました。プログラム1期生4名はコロナ禍に見舞われながらも、スケジュールや訓練所の変更などを乗り越え、ニュージーランドとアイルランドでの前半訓練を終えました。今後、本田航空による国内で約6カ月の後半訓練で、JCABライセンスを取得します。

パイロット育成プログラム「Peachパイロットチャレンジ制度 with AIRBUS」は、2019年4月に訓練を開始。当初の計画通り、前半は海外でEASAライセンス取得訓練、後半は国内で実施するJCABライセンス取得訓練の2部構成で進められており、このほど約1年8カ月の海外訓練が終わりました。

「Peachパイロットチャレンジ制度」は、パイロットを目指す方々の経済的負担を軽減し、全日本空輸(ANA)のノウハウを活かした実践的な訓練プログラムを通じたパイロット育成を行う制度です。訓練費用は自己負担ですが、三井住友銀行の協力による費用をサポートするローンを準備し、海外での生活費などを支援するチャレンジ手当が支給されています。

国内での後半のプログラムは、海外訓練終了後の採用選考を経て、「Peach自社養成訓練生」として入社。EASAライセンスから日本のライセンスへ切り替える訓練を実施し、本田航空での訓練費用はピーチが全額負担します。

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