四国航空、日本初のH125アップグレード機導入

四国航空、日本初のH125アップグレード機導入

ニュース画像 1枚目:四国航空、H125アップグレード機「JA6566」
© エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン
四国航空、H125アップグレード機「JA6566」

エアバス・ヘリコプターズ・ジャパンは2021年6月17日(木)、四国航空へ日本初のH125アップグレード機を納入したと発表しました。このH125(AS350エキュレイユ)は、G500H TXiグラス・コックピット・フライト・ディスプレイ・システム、耐破壊性燃料システム(CRFS)を搭載しています。機体記号(レジ)は「JA6566」で登録されており、神戸で操縦士訓練を経て、高松空港に到着しています。

四国航空はAS350Bのレジ「JA6108」、AS350B3の「JA6511」「JA6533」と計3機のH125シリーズを運用しています。新たに加わったH125は、物資輸送や送電線パトロールなど、多目的ヘリコプターとして配備されます。最新の装備とテクノロジーで運航の安全性が向上し、四国航空では現在より多くの用途での運用も想定しています。

新たに搭載されているグラスコックピットは、操縦士の負担軽減につながり、CRFSシステムは万一の場合にも燃料飛散を防ぎ安全性を確保します。エアバス・ヘリコプターズは、H125は国内で現在85機が運用されており、H125シリーズのCRFSキットを特別価格やプロモーション・パッケージで提供する方針です。

このほか、サフラン製エンジンArriel 2Dの出力を最大限に活用するパワー向上について、ヨーロッパ航空安全庁(EASA)から認証を取得。アップグレードでH125のパワーは最大10%向上できます。

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