香港ベースの新規航空会社・大湾区航空、1機目を導入

香港ベースの新規航空会社・大湾区航空、1機目を導入

ニュース画像 1枚目:大湾区航空の塗装が施されたボーイング737-800型
© Greater Bay Airlines
大湾区航空の塗装が施されたボーイング737-800型

香港を拠点に就航を目指す新たな航空会社の大湾区航空(グレーターベイ航空)は2021年9月、1機目の機体としてボーイング737-800型を導入しました。かつてノルウェー・エアシャトル(ノルウェイジャン)のグループ企業で使用されていた機齢5年目の中古機で、機体記号(レジ)は「B-KJA」で登録されています。

グレーターベイ航空は8月に737-800の導入を発表しており、その塗装は尾翼に「GBA」と英語の社名「Greater Bay Airlines」の略称を記し、胴体には漢字で「大灣區」と記した塗装です。

計画では737-800の3機で運航を開始し、保有機材を2022年に10機にまで拡大。さらに2026年には30機体制にまで拡張を続ける方針です。就航地は香港を拠点に、北京、上海、杭州などの中国本土だけでなく、東京、大阪、台湾、シンガポールなどアジア各地への国際線就航も視野に入れ、計104路線の運航を申請しています。104路線のうち、日本路線は東京、大阪だけでなく、北は札幌、名古屋、広島、高松、岡山、米子、福岡、長崎、鹿児島、沖縄、石垣と13地点が申請されています。

ニュース画像 1枚目:大湾区航空、客室乗務員の制服
© Greater Bay Airlines
大湾区航空、客室乗務員の制服

計画では10月にも運航を開始する予定としていましたが、認可が遅れている模様で、2021年内の就航も危ぶまれています。ただし、8月には運航乗務員を10名採用していると発表されているほか、現地では客室乗務員の制服を公開するなど、採用活動も活発に進めている模様です。なお、大湾区航空は、深圳東海航空が香港に設立した新たな航空会社です。

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