【2022年 自衛隊】主要航空機保有数、前年より9機減少 F-35は増強続く

【2022年 自衛隊】主要航空機保有数、前年より9機減少 F-35は増強続く

ニュース画像 1枚目:航空自衛隊 F-35 (PaveHawk_Golfさん 2018年11月2日撮影)
© FlyTeam PaveHawk_Golfさん
航空自衛隊 F-35 (PaveHawk_Golfさん 2018年11月2日撮影)

自衛隊の主要航空機保有数が令和4(2022)年版「防衛白書」で発表されました。国有財産台帳記載の航空機は2022年3月31日現在、陸上自衛隊に320機、海上自衛隊に176機、航空自衛隊に428機、合計924機です。前年より、9機減少しました。

航空自衛隊は、全体で4機減少でした。増加はF-35戦闘機が6機、C-2輸送機が2機でした。減少は、C-1輸送機は2機、UH-60Jが4機、F-15J/DJが1機です。戦闘機はF-35Aの増加が続き、F-15とF-2の機数に大きな変更はありません。今後は、戦闘機のうちF-35A/Bの導入が進められ、F-15の非近代化機を退役させる計画です。

陸上自衛隊は、V-22オスプレイが前年度の5機から9機に増えています。一方、AH-1Sが2機、CH-47J/JAが3機、UH-1Jが8機と全体で9機の減少です。UH-2は、3月時点では1機ですが、2022年度に入り量産1号機が引き渡しされました。7月に訓練開始式が開催され、現在の保有数は2機に増加しています。

ニュース画像 1枚目:陸上自衛隊 オスプレイ (きりしまさん 2022年3月11日撮影)
© FlyTeam きりしまさん
陸上自衛隊 オスプレイ (きりしまさん 2022年3月11日撮影)

海上自衛隊は、P-1が4機増加、P-3Cが4機減少と哨戒機の更新が着実に進んでいます。回転翼でも、SH-60Jが2機減、SH-60Kが6機増と、更新が進められています。

陸・海・空の各自衛隊別、機種別の機数は以下の通りです。

航空機目的2022年2021年2020年2019年2018年
保有機数924933963949956
■陸上自衛隊320329342359362
LR-1連絡偵察-----
LR-2連絡偵察88777
固定翼88777
AH-1S対戦車4850525556
OH-6D観測-0142627
OH-1観測3737373737
UH-1H/J多用途115123124127127
UH-2多用途11---
CH-47J/JA輸送5053535556
UH-60JA多用途4040404040
AH-64D戦闘1212121212
V-22輸送953--
回転翼312321335352355
■海上自衛隊176172165166163
P-3C哨戒4044505554
P-1哨戒3329241919
US-2救難66---
固定翼7979747473
SH-60J哨戒1214182422
SH-60K哨戒7569635858
MH-53E掃海・輸送-----
MCH-101掃海・輸送1010101010
回転翼9793919290
■航空自衛隊428432456424431
F-15J/DJ戦闘200201201201201
F-4EJ
F-4EJ改
戦闘-5263452
F-2A/B戦闘9191919192
F-35A戦闘272117124
RF-4E/EJ偵察-061013
C-1輸送79111317
C-2輸送14121110-
C-130H輸送1313141414
KC-767空中給油・輸送44444
KC-130H空中給油機能付加33222
E-2C早期警戒1010131313
E-2D早期警戒3311-
E-767早期警戒管制44444
固定翼376376401409416
CH-47J輸送1515151515
UH-60J救難374140--
回転翼5256551515
※機数は国有財産台帳記載、2021年3月31日現在の数値
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