アトラス航空は2023年1月31日、ボーイング747型機の最後の1機である747-8型機「機体記号:N863GT」をボーイング社から受領しました。
この日、ボーイング社は747型機の生産を祝うセレモニーを開催。機体の右側と尾翼にアトラス航空のロゴを、左側にApex Logisticsのロゴを描き、機首の右側にはボーイングが「747の父」とするジョー・サッターのデカールをあしらわれた特別なデザインが披露されました。
アトラスエア・ワールドワイド・ホールディングス(AAWW)のジョン・ディートリッヒ社長兼CEOは、「アトラス航空は30年以上前にボーイング747-200型機を改造した1機の貨物機で設立されました。以来、ボーイング787ドリームライナーの部品を輸送するボーイング747ドリームリフターを含め、747型機のほぼすべての機種で世界170か国以上を運航してきました」と語りました。
また、「747型機は、パンデミックやその他の必要な時に、医薬品、ワクチン、個人用保護具などの救命品を運ぶためにも重要です。私たちは、軍隊と貨物の両方を運ぶ空輸の最大のプロバイダーとして米軍に貢献できることを誇りに思っており、747型機はこの重要な仕事のバックボーンです」と述べました。
最後の747-8型機のデリバリーフライトでは、素敵なパフォーマンスも話題に。Flightradar24公式Twitterは、「Well done to the @AtlasAirWW pilots! Now off to haul some cargo.(パイロットの皆さん、よくやった! さあ、荷物を運びに行きましょう)」の投稿とともに、空に「747」と747型機を表す“女王”の「王冠」を描いた飛行ルートを公開しました。
Well done to the @AtlasAirWW pilots! Now off to haul some cargo. https://t.co/4P132LZCvC pic.twitter.com/QIJuBT4gfH
— Flightradar24 (@flightradar24) February 1, 2023