門限破りも大丈夫!? 福岡から北九州空港へのダイバート、本格検討を開始

門限破りも大丈夫!? 福岡から北九州空港へのダイバート、本格検討を開始

ニュース画像 1枚目:慣熟フライトで北九州空港に飛来していたJALのエアバスA350-941 (2019年6月29日撮影/JA01XJ)
© FlyTeam 臨時特急7032Mさん
慣熟フライトで北九州空港に飛来していたJALのエアバスA350-941 (2019年6月29日撮影/JA01XJ)

福岡県と北九州市は2023年4月14日、北九州空港ダイバート(代替着陸)受入体制検討会議を開催しました。福岡空港の22時までの運用時間内に着陸できなくなった場合、近隣の24時間運用である北九州空港で受け入れるための検討を行うものです。

これは、2月19日に日本航空(JAL)のJL331便 エアバスA350-900型機「機体記号:JA07XJ」が、「機材繰り」の影響により羽田空港の出発が20時1分と91分遅延。福岡空港付近まで飛行したものの、運用時間(門限/カーフュー)延長が認められず出発地引き返し(エアターンバック/ATB)に。途中、燃料補給のために関西国際空港へダイバートし、出発地の羽田に戻ったのが定刻出発時刻から約7時間後の午前2時30分過ぎになったことが大きく報道され、対策案の検討が急務となったためです。

この検討会議には、JALや北九州空港を拠点とするスターフライヤーをはじめとした航空会社、バス・タクシー事業者、宿泊事業者、空港ターミナルビル、旅行会社、行政(福岡県、北九州市、苅田町、国土交通省大阪航空局 北九州空港事務所、同九州運輸局福岡運輸支局)などの団体が参加。深夜帯に博多方面への交通を確保できるのか、または北九州空港近傍の宿泊先を確保できるのか、などの課題について、意見交換がされました。

北九州空港へ就航している定期便は現在、羽田線のみ。JALとスターフライヤーが運航しています。博多や天神までの所要時間は、高速バスで約70〜90分です。

■ 各社 東京(羽田)/福岡 最終便 時刻表
NH273便 東京(羽田) 19:45 / 福岡 21:45
JL335便 東京(羽田) 19:40 / 福岡 21:40
BC027便 東京(羽田) 20:00 / 福岡 21:55
7G55便 東京(羽田) 20:00 / 福岡 21:55
*4月18日時点の時刻表

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