羽田空港で2023年6月10日午前、タイ国際航空のバンコク行きTG683便と、エバー航空の台北(松山)行きBR189便がA滑走路手前の誘導路で接触するトラブルが発生しました。この影響でA滑走路は閉鎖され、多くの運航便に遅れが発生しました。
この接触により、TG683便のエアバスA330-300型機「機体記号:HS-TEO」右主翼端の“ウィングレット”が損傷。BR189便のエアバスA330-300型機「B-16340」の左水平尾翼“ホリゾンタル・スタビライザー”にも損傷が発生しているとみられ、両機ともに11日現在も、羽田空港に駐機されています。
この影響により、TG683便は欠航。タイ国際航空によると、羽田空港では降機した搭乗客へ飲み物と食事を提供し、ホテルの手配や振替便の手配を行いました。
BR189便から降機した搭乗客は、空港内で待機。定期便であるBR190便として、20時40分に台北(松山)から到着した「B-16331 (ハローキティジェット バッドばつ丸 ファントラベルジェット)」を、夜間駐機させずに代替機として折り返して運航させました。しかし、台北到着予定時刻が「台北松山空港」の運用時間外となると見込まれたため、目的地を「台湾桃園国際空港」としました。羽田空港第3ターミナルを運営する、日本空港ビルデング社と東京国際空港ターミナル社によると、約12時間遅れの22時35分に羽田空港を出発しています。
ちなみに、日本航空(JAL)・全日本空輸(ANA)・チャイナエアライン・エバー航空が運航する羽田発着の台北線は、「台北松山空港」を使用。深夜早朝に発着するピーチ・タイガーエア台湾の台北線は、「台湾桃園国際空港」を使用しています。
บริษัท การบินไทย จำกัด (มหาชน) ชี้แจงเที่ยวบินที่ ทีจี 683 เส้นทาง โตเกียว (ฮาเนดะ)-กรุงเทพฯ ของวันที่ 10 มิถุนายน 2566 pic.twitter.com/ewKVYZcej6
— Thai Airways (@ThaiAirways) June 10, 2023