海保のヘリ、一般公募の愛称が決定！エアバスの珍機“ベルーガ”が輸送した2機

海上保安庁 第十管区海上保安本部(鹿児島県)は2023年6月30日、新造ヘリコプター4機に付与される愛称を発表しました。愛称は、2機ずつ“おおたか””ゆみわし”と名付けられました。これは4月に一般に向けて愛称を募集していたもので、うち2機は5月10日に神戸空港に飛来したエアバスの大型輸送機「ベルーガ」に積載されていた、スーパーピューマ225型「機体記号：JA698A」と「JA699A」です。

これら機体は、同管区の鹿児島海上保安部が2023年度中に就役させる予定の、大型巡視船2隻「あさなぎ」「ゆみはり」に搭載される予定。それぞれ2機ずつ、計4機のスーパーピューマ225型も、巡視船の就役時に就航するとみられます。

© FlyTeam mild lifeさん

神戸空港 2023年5月10日撮影 JA698A エアバス・ヘリコプターズ EC225LP シュペルピューマ Mk2+ エアバス・ヘリコプターズ

巡視船「あさなぎ」へ搭載される2機の愛称は、力強く飛びながら鋭い目で海の安全を守ってほしいとの願いが込められ、“おおたか”に。巡視船「ゆみはり」に搭載される2機には、まっすぐ速く飛ぶ“鷲(わし)”と、搭載される巡視船「ゆみはり」の名称と組み合わせた“ゆみわし”と名付けられました。応募条件として、熊本県、宮崎県および鹿児島県にふさわしい鳥の名前 (造語でも可能、地名＋鳥の名前など)、ひらがな6文字以内、すでにある愛称・飛べない鳥は対象外などとしていました。

“おおたか”と“ゆみわし”が搭載される大型巡視船2隻「あさなぎ」「ゆみはり」は、主に九州南方海域を中心に運用される予定です。