横田基地が”ハーク祭り”に！AC-130Jガンシップにコーストガードなど、C-130シリーズ大集合

2023年7月中旬以降、在日アメリカ空軍横田基地(東京都)に、「C-130 シリーズ」が続々と飛来し、注目を集めています。

C-130ハーキュリーズは、アメリカ空軍や日本の航空自衛隊(C-130H)と海上自衛隊(C-130R)など各国で輸送機として使用されていますが、実は派生型も存在し、その用途はさまざまです。

横田基地には、もともとアメリカ空軍第5空軍第374空輸航空団第36輸送飛行隊に所属する、シリーズ最新型、C-130J-30スーパーハーキュリーズ戦術輸送機が常駐していますが、常駐機に加えて、従来型のC-130Hや、AC-130対地攻撃機”ガンシップ”、アメリカ沿岸警備隊「コーストガード」のHC-130J救難捜索機などが集結し”ハーク祭り”状態に。同基地で確認されたC-130の一部を紹介します。

■輸送機が攻撃機 になった、通称「ガンシップ」AC-130J

キャノン空軍基地(ニューメキシコ州)第17特殊作戦飛行隊のAC-130Jゴーストライダー対地攻撃機(通称：ガンシップ)「機体記号：18-5888」。7月18日ごろ飛来し、22日ごろに帰還しました。

■かつてのアクロバットチームに敬意を表したスぺマ機C-130J-30

特殊塗装を施したC-130J-30「機体記号：08-5705」は、リトルロック空軍基地(アーカンソー州)第19空輸航空団第61空輸飛行隊に所属。1957年～1960年に活動したC-130のアクロバットチーム「フォー・ホースメン」に敬意を表し、当時の塗装を再現したものだそう。7月15日ごろ目撃されていました。

■アメリカ沿岸警備隊「コーストガード」HC-130J

鮮やかな赤と白、青3色のシンボルカラーが特徴的なアメリカ沿岸警備隊「コーストガード」のHC-130J「機体記号：2004」。7月19日ごろ飛来し、7月24日ごろ帰還したようです。

■アメリカ空軍のHC-130JコンバットキングII戦闘捜索救難機

デビスモンサン空軍基地(アリゾナ州)第355航空団第563救助グループ所属のHC-130JコンバットキングII「機体記号：09-5707」。7月23日ごろ目撃されています。

■モンタナ州空軍州兵のC-130H

モンタナ州空軍州兵第120空輸航空団のC-130H「機体記号：96-7325」。7月17日ごろ目撃されています。

■ミズーリ空軍州兵のC-130H

ミズーリ空軍州兵第139空輸航空団(セント・ジョセフ市ローズクランス空軍州兵基地に常駐)のC-130H「機体記号：91-1652」。7月16日ごろ目撃されています。

■コネチカット州空軍州兵のC-130H

コネチカット州空軍州兵第103空輸航空団「フライング ヤンキース」のC-130H「機体記号：92-1453」。7月16日ごろ目撃されています。

■横田基地通常配備のC-130J-30スーパーハーキュリーズ

アメリカ空軍第5空軍第374空輸航空団第36輸送飛行隊に所属する、シリーズ最新型、C-130J-30スーパーハーキュリーズ「機体記号：16-5843」。

以上、横田基地に飛来したC-130ハーキュリーズをまとめました。横田基地は、JR青梅線牛浜駅東口から徒歩約10分に位置し、都心から1時間程度でアクセス可能です。飛来情報をキャッチしてから行ってみるのでも遅くない可能性もあるので、機会があれば、足を運んでみてはどうでしょうか。