人権団体のカラーリングが施された787や運航を再開した航空会社、熊本へ再びやってきたカーボン塗装などが飛来し話題となった1週間でした。直近の2023年8月11日〜17日の間に、日本の空港へ飛来し注目を集めた機体をピックアップして紹介します。
8月12日・羽田空港
サウディア ボーイング777-300ER型機 「機体記号:HZ-AK45」
7月29日に羽田へ飛来した「HZ-AK44」と同じく、サウディアのVIP向けに運航されている機体が再び羽田へやってきました。こちらもflightradar24では捕捉不可能な機体です。
8月11日、13日・関西国際空港、中部国際空港
天津航空 エアバスA320-200型機 「機体記号:B-1851」
海南航空グループの天津航空。機首部分のレドームがどうやら天津航空カラーでないものが取り付けられています。どこかで見覚えのあるような色遣い…一時的なものと思われます。
8月14日・新千歳空港
不明 ロッキードL-100-30型機 「機体記号:N2679C」
韓国ソウルの仁川国際空港から飛来。アメリカ政府関係によるチャーターとみられ、アメリカ方面へ飛行しています。
8月15日・熊本空港
チャイナエアライン エアバスA350-900型機 「機体記号:B-18918」
8月1日に続いて熊本空港へ飛来した、エアバス社との共同塗装機「カーボンファイバー・エアバス」。9月18日からA321neoでの定期便就航が予定されています。
8月16日・岡山空港
天九通航 チャレンジャー850型機 「機体記号:B-7797」
中国のプライベート機を運航する会社のチャレンジャーが岡山空港に飛来しました。中国からの団体旅行も解禁されたことから、今後は定期便含めこうしたプライベート機の増加も期待されます。
8月16日・成田空港
エチオピア航空 ボーイング777-F型機 「機体記号:ET-AWE」
13日に定期便で777-200LRが飛来しましたが、なんと貨物専用機が日中に成田へ飛来しました。定期便と同じく、ソウル(仁川)から飛来し、数時間後にアディスアベバへ向けて出発しました。
8月16日・羽田空港
上海航空 ボーイング737-800型機 「機体記号:B-1265」
同日から運航が再開された上海航空の羽田/上海(虹橋)線。同じグループの中国東方航空と合わせて、同路線では1日2便が運航されています。
8月17日・嘉手納基地
アメリカ空軍 U-2偵察機 「機体記号:80-1076」
U-2偵察機が嘉手納基地に飛来しました。訓練の一環とみられますが、目的は不明です。U-2は高高度を飛行可能な偵察機で、「ドラゴンレディ」という愛称が付けられています。
8月17日・羽田空港
コムラックス ボーイング787-8型機 「機体記号:P4-787」
スイスに拠点を置くVIP輸送やチャーター事業を行う会社の787が飛来しました。機体自体は2022年に横田基地へ、アエロメヒコ航空の塗装を残した状態で飛来していましたが、現在の塗装になってからは初飛来です。人権団体のカラーリングで、様々なスローガンが機体両側に描かれています。
以上、注目の飛来機をピックアップして紹介しました。来週は、どんな特別塗装機やレアな機体が飛来するのか楽しみですね。近くの空港へ、飛行機を眺めに出かけませんか?