「中秋の名月」から始まったこの1週間。世界的に大変貴重な2機の古参機や、新顔・新機材の飛来など話題の多かった直近の2023年9月29日〜10月5日の間に、日本の空港へ飛来し注目を集めた機体をピックアップして紹介します。
9月29日・成田空港
エジプト航空 ボーイング787-9型機 「機体記号:SU-GET」
同日より週1便で復活したエジプト航空。冬ダイヤからは週2便化が計画されています。また、当初は777-300ERによる運航を予定していましたが、787-9に変更されています。
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9月30日・羽田空港
ユナイテッド航空 ボーイング777-200ER型機 「機体記号:N57016」
定期便として成田や羽田へ飛来する同社の旧塗装機。しかし、エンジンの先端「インレット・カウル」だけが新塗装仕様となっていました。予備部品の都合とみられますが、普段と違うポイントを見つけ出すのも楽しさの一つですね。
9月29日・羽田空港、10月1日・関西国際空港
スターラックス航空 エアバスA330-900neo型機 「機体記号:B-58302」
9月29日から運航を開始した特別塗装機「ピンクリボン」号。10月31日までの期間限定ですが、もともと日本路線への投入が多い機体のため、運航開始以降、毎日成田または関空へ飛来しています。
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10月1日・成田空港
アメリカ企業所有 ボーイング727型機 「機体記号:VP-BAP」
3発機の美しい機体が成田にやってきました。アメリカからアリューシャン列島のコールド・ベイを経由し、1日に到着。3日にはベトナム・ハノイへ向けて出発していきました。同機は、1967年にパン・アメリカン航空で就航した機齢56年です。
10月1日・関西国際空港
全日本空輸(ANA) エアバスA380-800型機 「機体記号:JA383A」
9月28日に中国・厦門へ重整備のためにフェリーされた同機ですが、何らかの理由で関西国際空港に飛来。その後、10月1日夜に改めて厦門へフェリーされました。
10月1日・成田空港
MIATモンゴル航空 ボーイング787-9型機 「機体記号:EI-MGL」
8月から運航を開始した同社の787。フランクフルト線・イスタンブール線・ソウル(仁川)線に投入されていますが、この日は機材変更で成田に飛来しました。
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10月2日・関西国際空港
エティハド航空 ボーイング787-9型機 「機体記号:A6-BLW」
同日より週5便で初就航を果たしたエティハド航空。特別塗装機も多く、今後の飛来機に注目が集まります。
10月2日・長崎空港
アメリカ企業所有 ダグラスDC-3型機 「機体記号:N882TP」
世界でも大変貴重なDC-3が日本にやってきました。前日にフィリピンから那覇空港へ到着し、この日長崎空港に飛来しました。FAAのデータによると、1945年製造、機齢78年とのこと。これからも元気に飛び続けてもらいたいです。
10月5日・羽田空港
イギリス空軍 ダッソー・ファルコン900LX型機 「機体記号:G-ZAHS」
イギリス空軍の政府専用機カラーのファルコンが羽田に飛来しました。翌6日には再びアメリカ方面へ出発しています。同じカラーの空軍機は、A330やA321neoがあります。
以上、注目の飛来機をピックアップして紹介しました。来週は、どんな特別塗装機やレアな機体が飛来するのか楽しみですね。近くの空港へ、飛行機を眺めに出かけませんか?