JAL、水素航空機スタートアップ企業3社と協業開始 国内での導入目指す

JAL、水素航空機スタートアップ企業3社と協業開始 国内での導入目指す

ニュース画像 1枚目:H2FLY社の水素電気飛行試験機
© H2FLY
H2FLY社の水素電気飛行試験機

日本航空(JAL)は、日本初となる水素航空機の開発を行う海外3社と協業することを発表しました。水素と大気中の酸素の化学反応により発電を行う燃料電池と、電動モーターにより推力を得て飛行する水素航空機の開発を支援するもので、技術面はJALのグループ会社であるJALエンジニアリングが担当。将来的な日本国内における運航の実現に向け安全性、経済性、整備性などについての検討を進めます。

水素航空機は、飛行中のCO2排出量をゼロにすることができ、将来の持続可能な空の移動手段の1つとして期待されています。今回JALが協業したのは、ドイツのH2FLY、アメリカのUniversal Hydrogen、同じくアメリカのZeroAviaのスタートアップ企業の3社。この3社は、水素を燃料の一部として使用した飛行試験をすでに実現し、2020年代半ばから2030年代に商用化を予定しています。

JALは、日本国内での運航に求められる厳しい安全基準を満たす水素航空機の設計開発に関する協業を行い、機体の設計・仕様に航空会社としての知見を反映。安全性や最新の情報を積極的に発信し、日本国内での社会受容性を高めたいとしています。

ニュース画像 1枚目:Universal Hydrogenの試験機
© Universal Hydrogen
Universal Hydrogenの試験機
ニュース画像 2枚目:ZeroAviaの試験機
© ZeroAvia
ZeroAviaの試験機
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